重箱のすみ

こんな世界で戦う7人のことを書きたくて

ST 赤と白の捜査ファイル 総合感想

STの放送が終わってしまいました。

「はじめまして」の中でも書きましたが、私にとってこのドラマは、「ストーリーに納得できなくても見続ける事ができた」という点でとても画期的で、そしてそれはストーリーがめちゃくちゃに感じられても、それを吹き飛ばすほどキャラクターが魅力的だったからだなと思います。

それではここから、私が好きだった順に放送回を並べ替えてみたいと思います。

 

総合評価

5話>2話>4話>>10話>>8話>7話>9話>>6話>>>1話

 

各回感想

  •  私にとっては、5話が一番まとまってて一番好きでした。謎解きとしてもクオリティが高く、最後まで誰が犯人かわからないワクワク感が楽しかった。全員の嘘を一つずつ暴いて、どんどん消去法で犯人に迫っていく感じ。
  • 2話も謎が解けていく過程が好きだった。ただ、プロファイリングの天才の青山が、いきなりプロファイリングを失敗するというところから始まったのはどうなんだろう。まだ2話で、視聴者も各々のキャラを把握し切れていないところで、そういうストーリーを持ってくると軸がブレブレだと思う。菊川が襲撃されてしまう箇所も、もっと回を重ねて、視聴者が感情移入出来てからの方が効果的だったはず。ということで、私は2話と5話の順番を入れ替えたら良かったんじゃないかと思っています
  • 4話は山吹さんの回。これ、最終的には問答で真犯人を探し当てるので、非科学特捜班っぽくなってしまうからどうなんだという意見もあるかもしれないけど、山吹さんと町田さんの心境が丁寧に描かれているのが好感を持てた。教祖達の小さなすれ違いが追い詰めていくという描写もいい。地味だけどいい回だったと思います。
  • 10話はなー。ストーリーとしては何なの?って思うところも色々あるけど、最後までどうなるかわからないハラハラ感はよかったと思います。各キャラも立ってたし。
  • 8話は、とにかく赤城と桃子の衝突する感じにひたすらイライラしてしまった。赤城さん、全てのキャラに対してこうだったらいいんだけど、特にこの回だけ、桃子に対して当たりが強すぎません?そもそも、被害者に感情移入したり、頑張るあまり空回りして赤城さんとぶつかるっていうのは、すでにキャップがやってることなので、どうしても二番煎じ感がしてしまう。それでもこの回は、新島教授の複雑な心情を丁寧に描いてた感じがよかった。だから最後だけよかった。「怪物と戦うものは、自らも怪物にならぬよう心せよ」という、ST全体を貫くテーマを、最終回前に確認するという意味合いでも重要な回でしたね。

 

……と、色々書いてきましたが、やっぱりとっても面白かったです。メンバーのバックグラウンドの話を取り入れすぎて、まとまっていない感じがした時もありましたが、それでも全員が主役という意気込みを感じることはできました。

また、ストーリーの細かい点において指摘したいことはたくさんありますが、それでも最後まで見れたのは、「怪物と戦うものは、自らも怪物にならぬよう心せよ」というテーマがきちんとあるからですよね。それによって、ひっちゃかめっちゃかにならず、最終的には一本にきれいに集結したと思います。

 

そして、藤原竜也さんと岡田将生さんの名バディ感、素敵でした。特に藤原さんに関しては、以前から好きでしたし、作品も色々と見ていたのですが、STで一気にハマってしまいました。これまでの藤原さんの役は、クセがあって、浮世離れしている感じがいい意味で個性でしたが、少しとっつきづらい感じもあって。その点今回は、ひねくれた天才捜査官が次第に心を開いていくという、人間味あふれる様子を見る事ができたのが、一層惹かれていった理由かもしれません。

 で、この作品を見る上で、やっぱりどうしても気になってしまうのは、この2人のびーえる的な見方だと思うのですが(笑)

 作る側も、そういう見せ方をしたいんだろうと思うので、全力でそれに乗っかって見ちゃった方が楽しいのかもしれません。ただ、私はどうも、「オレを心のよりどころにしろ」とか「赤城さんの側を絶対離れません!」みたいな、直球の台詞には、ちょっとあざとさを感じて引いちゃうんですよねー。

それよりも例えば、5話で、DJミノルの違法放送に気付き、カーオーディオのチャンネルを変えようとしたキャップの腕をとって無言で止める赤城さんのシーンであるとか、

これも5話で、青山が自分の家庭の状況をキャップに打ち明けた後に、赤城さんが「全て打ち明けてしまうなんて、アイツもお人よしだ」と言ったあとのキャップの笑顔であるとか、

そういう、言葉では直接表現されない細かいところに、2人の信頼感が見えるシーンが好きなんですよね。

加えて、10話で、意地を張ってかたくなに「ミスター」と呼び続けていた赤城さんが、銃声がした瞬間に「キャップ!」と叫ぶシーンとか。ベタですがこういうのとてもいいです。なので、映画でもこういうところが見られたら嬉しいです。

 

最終回のあの終わり方には、「連ドラを映画のフリに使うなー!!」と、思わず憤ってしまいましたが(笑)、でも楽しかったです。映画も楽しみにしています。

 


この予告、短いけどとてもいいですね。

ドアが直撃する最初のシーンで、「天才オレ様な赤城を止めることができるのは、意識的か無意識的かに関わらず百合根だけである」というのが非常に上手く表現されている。

ただ、赤城さんが逮捕されて留置所に入っている様子であったり、キャップの「今、どこで何してるんですか!?」というセリフなどから、2人が一緒に動くシーンが少ないんじゃないかという懸念が…。それだったら寂しいな。

 

 

 

 

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