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重箱のすみ

こんな世界で戦う7人のことを書きたくて

ごめんね青春! 第6話

とにもかくにも毎週毎週ごめんね青春が本当に面白い。

 

 初回と2回目くらいまでは面白パートだったごめんねラジオが、登場人物が劇中で唯一素直に後悔と懺悔を口にする場であるというところが本当に素晴らしいと思う。今週はついに、三女の校長が今までの無礼を詫び、財政面の問題だけではなく、心から合併を願う様子が語られた。

このドラマは面白いけれど、面白いだけじゃなくて、全体を貫く大きなテーマは、懺悔と許しなのだろうなと思う。それぞれの罪を、責めるのではなく赦す。

このドラマが初回、Yahooの番組感想ページには、いっぱい批判が書きこまれていた。その多くは、「火事を起こしたのに教師やってるんじゃねえよ」「自首しろよ」「母親もなんで言わないんだよ」っていう感じで、罪を犯した平助への批判だった。(いや、正確にはストーリーの批判なんだけど)

現実世界で、罪を犯した人に対して、Twitter上で叩いて炎上しているのを見ているようだった。

現代は、悪いことをした人には罰が下る。法律としての罰とは別に、インターネットという世界での罰。そのバッシングは一生繰り返され、やむことはない。

そんな時代に、稀代の天才クドカンが描いているのは、「罪を許すこと」だ。

平助は、自分の罪滅ぼしのために両校を合併させ、合同文化祭を開こうとしている。それが終わったら、生徒に自分の罪を全て告白するつもりなんだろう。そして、教師を辞めようと考えているような気がする。

さぁどうなるか。

色々な人の「ごめんね」を描いてきたこのドラマ、その最後に来るのが、平助の罪なんだろう。

りさは、生徒は、サトシは、みんなは、それを許せるか。どう受け止めるか。

 罪を許すことが難しくなり、一生バッシングが続くようなこの時代に、宮藤官九郎は何を描くだろうか。