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重箱のすみ

こんな世界で戦う7人のことを書きたくて

銭の戦争 第9話

全然ブログに感想を書けていなかったが、銭の戦争本当に面白い。草なぎファンとして、彼の多彩な表情が見れて、ビジュアルも良く、内容もあまりストレスなく見れるドラマの主演をしてくれているというのはこの上なく嬉しいことです。関係各所の皆さま本当にありがとうございます。

さて9話。相変わらず、ハラハラしてからスカッとするまでの道筋がきれいに一本通っていて、見終わった後の爽快感が素晴らしかった。なかなかヘビーでドロドロしているのに、「楽しかった」という感想が残るドラマであり、その極上のエンターテイメント感にとてもしびれる。だが、20億を盗ませてしまったことはどうなのだろう。いくら赤松が悪人だと言っても、これでは結局最終的に犯罪をしたのは未央達になってしまう。富生は、これまで、法は犯さないけれどもギリギリのラインを狙う、という姿勢で、あくどいけれども正当な手段でやってきたところが応援できるところだったのに。その点は、来週の紺野先生の説得の展開に期待だろうか。

今週は、未央が無心でスタンプを押しているシーンが特に素晴らしかった。初めにあのシーンだけ見ると、急にヤケになってしまったように見えるが、あれは、後の自分の行動に対してスタンプを押していたんだね。20億を盗ませるなんていう大役をやらせるなんて、富生はその時点で十分悪いやつだと思うぞ。でも、好きな人を止めたいという思いと、それでも好きな人の力になりたいという思いの間で揺れる心。このドラマの登場人物の中で、富生や赤松や青池会長ほどあくどくはないし、だからと言って紺野先生ほど良心に従えるわけではない。そのリアルな感じを見事に演じている、「普通」の大島優子は、普通だからこそ素晴らしい。

ひとつ気になるのは、未央と梢が対峙するシーン。以前も何回かあったと思うのだが、こうやって二人だけのシーンの時、なぜか梢ばかり喋っている感じがあまり好きではない。梢は自分の思いを未央にぶつけるが、未央はただ梢の話を聞くだけで、なんかサンドバッグっぽくなってないだろうか。未央の思いはどこにあるんだろう。それをもっとぶつけて、二人がバチバチする感じにしてもいいんじゃないだろうか。公式は「未央vs梢の女の戦い!」みたいに煽っているが、今のところ全然戦いっぽくない。梢が勝手に未央にキレて、勝手に反省して謝っているだけである。それがもったいない。この二人が心の底から分かり合える最終回にしてほしい。

つよぽんは先週までもずっと最高だったが今週もさらに最高だった。飄々と赤松や高田を煽る余裕ぶった表情も、感情を爆発させる鬼気迫る表情も、20億を手にして徐々に金の虜になって心を奪われてしまう狂い始めた表情も全部全部素晴らしかった。この人が台本ちゃんと読んでないなんて信じられない。

しかし、どうやら来週も玉森演じる光太郎は出てこないようで、何だかもったいないなと思う。自分がキスマイファンということを差し置いても、玉森がこのドラマで魅せる演技は本当に心打たれる素晴らしいもので、それを見れる機会がもう最終回しかないということが非常に残念だ。もともと光太郎の役は原作にはないようだが、「だったら仕方ないね」で済ませるのはもったいない。せっかく出演させるなら、もう少しちょくちょく本筋のストーリーに絡ませることは出来なかったのだろうか。このドラマでの玉森、"SMAPのバーター"としてではなく、"共演"としてもっと見たかったのにな。

色々言っているが、ストーリーに若干引っかかりもあるが、20億あんな管理方法でいいのかと思うが、それでも毎週本当に面白い。あと2回も楽しみ。