重箱のすみ

アイドルとの距離感の取り方は、いつまでたっても難しい

UTAGE! ペアタイムトーナメント(4/27放送分)

昨日はキスマイ出演番組が盛りだくさんの一日だった。スマスマ大運動会の未公開→キスブササッカー回→UTAGE!が、ほとんど空く時間もないまま一挙に放送される。運動会もぐるぐるバットの派手な動きが映えたし、キスブサも1位と7位の衝撃がすごくて伝説の回に立ち会えた感で本当に面白かった。

けれど、昨日の深夜1時、私は千賀健永にすっかり心酔してしまっていた。もうUTAGEのことしか考えられなかった。ということで、興奮冷めやらぬ状態で、この感想から書いていこうと思う。

 

昨日のUTAGEの放送は、「ペアタイムトーナメント」という企画だった。舞祭組の4人がそれぞれ女性とペアを組み、男女デュエット曲を披露する。番組の放送時間まるまるこの企画。だから45分間、どのタイミングを見ても舞祭組の誰かが歌っている。すごすぎる。誠にありがとうございます。ファンとしては最高だが、本当に酔狂な番組である。

 

千賀健永×Aya

1曲目:とびら開けて/決勝:林檎殺人事件

どちらも本当に楽しかった。1曲目はミュージカルで表情豊かに歌い上げ、2曲目は息ぴったりで軽やかに歌って踊って、二人の良さが前面に出ていた。千賀もAyaさんも、緊張はあっただろうに心の底から楽しそうで、二人が醸し出す「陽」のパワーすごいなと思いながら見ていた。

ちなみに千賀の歌声で一番いいなと思ったところは、とびら開けての転調する前、1回目の「飛び出せるの 今 今 もう もう」の「もう」の歌い方でした。高音が無理なくきれいに出ててとてもよかった。細かすぎて伝わらない記述。

 

二階堂高嗣×指原莉乃

渋谷で5時

千賀×Ayaペアの「とびら開けて」が披露されている間、後ろでそれを聴いていた二階堂が、自分の鼻を触っていたシーンが抜かれていたのが印象的だった。あのパフォーマンスに相当影響されたんだろうなと思うし、何かやらなきゃと頭をフル回転させていたんだろうと思う。そこへ中居から「これはもうどっかで手をにぎるしかないと思うよ、オレは」というフリが来て、二階堂はここぞとばかりにさらにその上を行って、指原の肩を抱き寄せるという判断に出た。フリを超えるパフォーマンスを見せるなんてバラエティ的に大正解だ。

ただ、その行動ばかりに注目が行ってしまうが、歌が本当に良かった。「ざわめく交差点の~」という二階堂の歌い出しにハッとして息がとまった。ハスキーなのに透明感と伸びのある美しい歌声。声質がこの曲にとっても合っているし、なによりびっくりするくらい音程が揺れない。安定している。あまりにも上手いので一瞬生歌を疑ってしまったほどだった。指原のアイドル全開な歌い方もあれはあれでいいと思うし、何気にいいコンビなんじゃないですかね。曲だけ聴いてるとね。

この千賀ペアと二階堂ペアの投票は、迷った人多かったんじゃないかなぁ。エンターテイメントとして聴いたら千賀なんだけど、純粋に歌唱力対決だと二階堂だと思うんですよ。どちらを重視するかで判断も分かれる。

千賀ペアが歌い終わった後、焦りながらも「これはやられました…」と素直に相手をたたえるところ。千賀の決勝を見ている間、宮田は笑顔で手拍子していたのに、二階堂は全くしておらず、悔しそうに舞台を見つめていたところ。ニカ千は仲良しだし、いいパフォーマンスをしたらお互いをたたえ合うけれど、それと同時に絶対に負けたくないという気持ちは常に持っていることが本当に素敵だ。

 

宮田俊哉×Pile

魂のルフラン

単純に、宮田が歌ってるところ聴きたかったなという思いが…。こういう感じのパフォーマンスは、また他の機会でも見れるんじゃないかなと思うから…。ただ、宮田らしさはとっても出ていて良かったし、絶対に忘れる事のない濃い印象を残したんじゃないかなと(笑) 

宮田の強みは、アニメ好きでオタの人達にアピールして今までとは違う層に訴えかけることができるということももちろんだけど、それだけではなくて、「オタの気持ちをわかってくれる人が舞台に立つ側にいる」ということで、見る側が心理的距離を詰めやすいっていうこともあるんじゃないかなと、そんなことを何となく思っている今日この頃です。

 

横尾渉×二宮愛

1曲目:Can't Stop Fallin' in Love/決勝:FACE

「二階堂と千賀は歌やダンスを教えてくれるのに宮田は何もしない」と何かをしてもらうこと前提の師匠。緊張するとコメントを放棄しちゃう師匠。リズムがとれない師匠。歌詞を覚えてこない師匠。中居にガチギレする師匠。でも「二宮さんに申し訳ない」という感情はちゃんと持っている師匠。何から何まで師匠が師匠すぎる。

でも、二宮くんの抜群の安定感と声量に引っ張られて、どんどん乗ってくる横尾の歌声はとてもよかった。特にFACEのサビ。途中から口が回ってなかったけど…(笑)

本当に、元気と勇気と自信が人を変えるんだなと思ったりした。

 

 

 

放送後もずーっと千賀の2曲が頭から離れなくて、それぞれ3回リピートしてからやっと寝たほどだった素晴らしかった。

今回特に印象に残ったのは、千賀の表情の豊かさ。「とびら開けて」の時は、喜びが全身から伝わってくるような雰囲気で、あまりにも素敵すぎて胸を打たれてちょっと泣いた。林檎殺人事件では、「探偵登場~」と歌いながらサングラスを外した時のキメキメの表情が本当にカッコよかった。普段キスブサでは、ストーリーの千賀劇場感もあって、「顔キメすぎ」とやんややんや言われるところだが、曲にのせるとこれくらい表情作る方が映える。あーこれから、舞台とかミュージカルとかで、こういう表情もっともっと見たいなぁ。

千賀健永ってやっぱり、シンガーというよりエンターテイナーなんだなと思った。歌は若干音程が取れてなかったり、高い音域苦しそうだったりするけどさ、そういうことじゃなくて、もう全身から溢れるキラキラしたオーラというか。楽しそうに魅せるパフォーマンスというか。地上波で、多くの人が見ている中で、自分が好きな人が笑顔で最高のパフォーマンスをしてくれる事に勝る幸せなんてない。最高に贅沢なエンターテイメントをありがとう。

UTAGEの扱いには、もろもろ文句を言いたくなるところもあるけれど、こういうのを見せてくれるから結局感謝してしまう。ありがとうございます。今後もワクワクする企画をぜひ提供して頂けたら幸せです。

 

 

 

 <追記>

『指原 二階堂』とかの検索で来られた方は、おひまでしたら良かったらこちらもどうぞ……。

 

 

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