重箱のすみ

アイドルとの距離感の取り方は、いつまでたっても難しい

キスマイギャラリー雑感 ―あなたが「待ってた」と言ってくれたから―

先週の金曜日。「KIS-MY-WORLD」の発売を記念して、表参道に期間限定でオープンした、“KIS-MY-GALLERY”に行ってきました。正直、展示のボリュームは控えめだったんですけども(笑)、思いのほか自分が楽しかったので、雑感を書きとめておこうと思っております。

 

avex.jp

 

行くにあたって、こちらのブログをかなり参考にさせて頂きました。B4出口から出て、正面からギャラリーのインパクトをどーんと楽しむことが出来ました。ありがとうございます。

pinacolada.hatenablog.com

 

 

 

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写真も撮ってみたけど、この日はとにかく雨がひどくて視界も冴えないし、あまりきれいに撮れなかったのが残念。あと、やっぱり写真じゃインパクトが伝わりづらいですね。でも実際に見てみると、オシャレで整然としていて洗練された街並みに、このビジュアルがでーんと出現している感じは、なかなか異様で目を引くものでした。

 

ギャラリーの中はとにかく狭い!想像以上に狭かった。建物に奥行きが全然なくて、横長の小部屋という感じ。キスマイギャラリーっていうよりも……キスマイショーウィンドウ?(笑)

中の様子は、メンバーが落書きした壁(笑)が全面にあって、真ん中にアルバムが飾ってある。その右上にモニターがあって映像が流れており、右下はキスショ個人盤のジャケ写があって、メンバーがそれぞれ自分の写真のところにメッセージを書き込んでるって感じだった。

ギャラリーの中で流れる映像は、アルバムのプロモーション動画と、ギャラリーオープン初日にメンバーが来た時の様子。多分尺は10分近くあるだろうに、途中で入替させられちゃうからフルで見ることはできない。だから早めに行って、並んでる時に外から映像見るというのがよかった模様。私もそうしていました。実際、自分がギャラリーに入った時、アルバム紹介映像は全部見れたんだけど、メンバーが訪れた時の映像は途中で入替させられちゃって、そっちの方が見たかったのにと思ってしまった。アルバムの映像は、どうせもうすぐ見れるんだし。でも、先に外から見てたのでまだマシだった。何も知らずに行ったら、不満が残っちゃったかもしれない。

2階にも一応展示はあるんだけど、キスショ個人盤の実物と、セブン盤についてくるチケットホルダーだけという感じ。どうせなら2階でアルバムのプロモーション動画を流すとか、1階と2階で映像をわければよかったんじゃないかなと、素人考えながら思ってしまった。

しかしセブン盤のチケットホルダー可愛い…あれめっちゃほしい…。実物見たら結構可愛くて一層欲しくなっちゃって、でもキスショ買わないのにセブン買うとか頭おかしいかなぁ…でもあれ欲しいなぁ…。

DISC | Kis-My-Ft2 Official Website

 

1階の話に戻りますね。

壁の落書きは本当に自由奔放(笑)。イラストだったり文字だったり、大きかったり小さかったり、「千」の文字で一ヵ所を埋め尽くし主張が激しい千賀、「鴨せいろ食べたい。渉」だったり(笑)。

そんな中、北山の

『7人で来ましたよ 北山宏光 6/23』

が、シンプルな言葉だけど、何だかすごくすごく、素敵だなぁって思ったなぁ。

真ん中にはアルバムと一緒にみんながギャラリーに来たときの写真が飾ってあって、それを見てるだけで本当に幸せで、いつも言ってるけど、7人が楽しそうに笑ってるのを見るのが一番嬉しいなって。

正直大した展示ではなかったんだけども(笑)、直筆のメッセージがあって、ここにメンバーが来たんだと感じられる場所にいられるだけで、こんなに幸せな気持ちになるんだなって自分でもびっくりした。

 

中でも心を奪われてしまったのは、壁の落書きの二階堂のメッセージ。モニターの下の個人盤のジャケットのところに、彼がシンプルに書いた一言。

まってたよ(いつもの顔文字・笑)

このたった一言を読んだだけで、今まで感じたことのないような不思議な感覚をおぼえて。すごくすごく、ダイレクトに私の心に響いて来て。

 

私はまだまだ、彼らを本格的に追い始めて半年ほどの超ド新規だ。だから何と言うか、アイドルの楽しみ方がいまいちよくわかっていないんだと思う。

なので、例えばコンサートのDVDを見てたり、雑誌とかのコメントでメンバーが「みんな愛してるよ!」とか「大好きだよ!」と言っているのを聴いたり読んだりしても、正直何も思わなかった。キスマイを好きになったのがもう20代・社会人になってからというのもあると思うんだけど、彼らのことは分析や観察対象になってしまっている。好きになったのが遅いし、私自身、もうきゃーきゃー言える年代ではないと思うし。

そのため、彼らが言う「大好きだよ」の対象に、私は含まれていないように感じていた。私は、「大好きだよ」とアイドルが言って、それに可愛い声で歓声をあげてレスポンスを返す輪の中には入らず、遠くから見ているような感覚だった。加えて、「まだ好きになって日の浅い自分がアイドル側から好きと言ってもらえるなんておこがましい」みたいな妙な自意識が働く。ただ、別に輪の中に入りたいとも思っていなかった。今のままでも十分楽しいし。事実、キスマイギャラリーでも、二階堂は壁の違う箇所にでっかく

皆!!大好き(いつもの顔文字)

って書いていたんだけど、それを見て普通に「かわいいなー」とあっさり思っていたし。

 

それなのに、どうしてだろう。「まってたよ」っていう一言を見た時、私に言ってくれているように思えたのだ。私も、彼が待ってくれている対象の輪の中に入れたような気がしたのだ。ニカはこんな私を待っててくれた。新規のくせに偉そうで、大好きだと言ってる割に変なところで冷めてて、好きな人でも許せないことは許せないとハッキリ言いたくなってしまって。でもそんな私でもニカは待っててくれた。ここで。

私のことなんて知ってる訳ないのに、そう思わせられるほどのアイドルのパワーって、一体なんなんだろうねぇ。本当にすごいなぁって実感しました。

 

昨日は、人生初めての振り込め用紙を体験してきました。

贅沢は言いません、どうか一公演だけでも行かせてください。

今まで、当たらなくてもまぁいいか・DVDでも楽しめるし、くらいの気持ちでいたんですけども、

メンバーに直接、「待ってたよ」って言ってもらいたいって気持ちが、

出てきてしまったんです。

 

小さなギャラリーの中にいたほんの10分くらいの時間は、思っていた以上に、私と彼らを繋いでくれる時間となったのでした。日付変わって、もう今日はフラゲ日ですね。楽しみだ!