重箱のすみ

アイドルとの距離感の取り方は、いつまでたっても難しい

ジャニーズ楽曲大賞2015に投票しました

楽曲部門

1位:ドキドキでYEEEAAAHHH!! (Kis-My-Ft2

「超でっかい夢」とか「シュッビドゥバ ドゥドゥビドゥバ」とか、軽くてチャラくて意味不明な歌詞だけど、みんなで騒いで盛り上がれる。キラキラしてハイテンションなサウンドなのに、ふとした瞬間に何故か感じる切なさ。楽しさに満ち溢れているこの時間は今だけで、その儚さを全員が共有していて、それがわかっているからこそ踊り狂う。まるで祭りが終わる直前の花火のような曲だなと感じて大好き。

 

2位:やっちゃった!! (舞祭組)

アイドルは普段雲の上の存在だけれども、舞祭組として活動する時の4人は、私達の住んでいる一般世界まで降りてきてくれているような気がする。「毎日大変だよね、いろいろあるよね」「けど明日も最初は笑顔で始めようね」。その全力パフォーマンスの姿によって、私達と同じ世界で、同じように戦っているように感じられて、だからこそ、彼らの言葉が信じられる。舞祭組は一般市民の中にいるヒーローのようで、そのイメージを体現してくれた曲だと思う。

 

3位:ユーモアしちゃうよ (SMAP

激動の時代の中で、「幸せって何なの」と悩み苦しんだ時に、目の前に咲く花の美しさに気付いたり、身近な人の笑顔に癒されたり。ゆったりとしたテンポで、ささやかな幸せが何よりも大切だと歌ってくれるその言葉が、疲れた心にじんわりと染み込んでくる。押しつけがましくなく、人生の隣にそっと寄り添ってくれるような曲。

 

4位:華麗なる逆襲 (SMAP

例の文春騒動があった後に「さあ本当の敵は誰だっけ/そう考えても判らない」という歌い出しの曲が発売されるなんてタイムリーが過ぎる。しかしそのおかげで、「踊れない」などとキツイことを言った某氏への私の憤りが昇華されたような気がした。「ご覧あっちゅう間よ一生は」という歌詞に示される通り、きっと彼らは目先の細かいことは気にしておらず、もっともっと高みを目指していくのだろうなと感じている。このガツガツギラギラとした曲が、優しくゆったりと流れるような「ユーモアしちゃうよ」と両A面なのがまたとても良い。

 

5位:KISS&PEACE Kis-My-Ft2

初めて聴いた時は、ストレートすぎてくすぐったくなる歌詞だし、キスマイに似合わないんじゃないかと思っていた。けれども現場で聴くと、曲の説得力がぐっと増す。穏やかな曲調の中に、「君に伝えたいよ まだ明日はわからないけど僕ならここにいる」と、これからもステージに立ち続けてる決意を表明してくれていると感じられる箇所があるのもまたぐっと来るポイント。

 

MV部門

愛が止まるまでは (SMAP

衣装、背景、細部に至るまで、黒と赤で統一されたシックな色彩。切なさを感じる落ち着いた大人な雰囲気の中で、後半から5人が走り続けるシーンの疾走感が一層映えて気持ちいい。SMAPは愛が止まるまで走り続けるということを視覚的に体現している

 

未音源化部門

Beetle  (草なぎ剛

 

現場部門

KIS-MY-WORLD

 

コンビ部門

千賀健永・二階堂高嗣

今回のアルバムで披露してくれたDouble Up、バラエティで見せる自虐的な一面を封印し、洋画のようなオシャレな空気感でカッコよくパフォーマンスしてくれたのがとても嬉しかった。グループ最年少コンビがちょっと背伸びして大人な雰囲気に挑戦しているところも微笑ましくて、今だからこそ出せる良さだと思う。

 

自担部門

千賀健永

 

 

 

……というわけで、初めてジャニーズ楽曲大賞に投票してみました。

ずっとSMAPが好きだったけど、「ジャニオタ」という自覚もなければ、ジャニーズのこと何にも知らなかったし、情報を積極的に集めてもいなかった。この催し*1の存在を知ったのは去年で、とにかくこの大規模な企画を個人で運営されているというところが本当にびっくりです。すごいなぁ。

5曲に絞るのも大変だったし、そこから順位を決めるのも大変でしたが、いろいろと考えて感想をまとめるのはとても楽しい作業でした。結果が楽しみです!

 

 

*1:催しっていう言い方はなんかしっくりきませんが笑