重箱のすみ

こんな世界で戦う7人のことを書きたくて

ナカイの窓雑感  ―「やらなければならない」に追い込まれたひと―

千賀健永がナカイの窓にピンで出演する、という事実を知ったのは、7月の終わりごろだった。まず、ピンでバラエティに呼ばれたことも嬉しいし、それがじっくりトークを披露するこういう番組ということも嬉しかった。出演を知ったのは雑誌の記事だったのだが、確かその時には『次の時代を引っ張っていくタレントを呼び、その実力をチェックする』というようなことが書かれていたと思う。ナカイの窓という番組は、「背が高い芸能人」とか「友達多いvs少ない芸能人」のように、あるテーマに沿ったタレントが括られて集められることが多いので、一体千賀さんが出る回は何をやるんだろう?と少し疑問に思っていた。ただこの時点では、私はことの重大さに気が付いていなかった。数週間後、千賀が出演する回は何のくくりなのかが正式に発表された。それはなんと、

『次世代ゲストMC選抜回』

えーーーーー!!!

 

ツイートが取り乱し過ぎている(笑)。でも、それくらい嬉しかったのだ。ナカイの窓は中居がMCだが、毎週中居の補佐的な役割のMCとして「ゲストMC」という存在がおり、時に進行し、時にツッコみ、時に説明を加え、時に暴走する中居を抑え込んだりしている。現在は、陣内智則南海キャンディーズ山里、オードリー若林、ピース綾部などそうそうたる実力者達が主にその役割を担っている。が、ゲストMC選抜回は、今後その位置に座る新しいゲストMCを発掘しようという回だ。こんな時に呼んでもらえるなんて。

私は以前から『千賀健永の仕切り』が大好きだった。けれどそれをクローズアップしてもらえる機会なんてなかなかないし、世間的には今はキスマイとしては北山が前に出て知名度を高めていく時だろうし、千賀仕切りの時期なんてまだまだ来ないと思っていた。それなのに、今回こういうくくりで呼んでもらえるなんて。

8/19のナカイの窓の本放送では、千賀が目標とするMC像が、南キャン山ちゃんだということが明かされ、例えツッコミに憧れているという話をしていた。これ、すごくわかるなー。千ログ読んでても、言葉のセンスが光ってるなと感じることが多々あるから。けれど、それが長い文章になっちゃうとちょっと散漫としちゃう印象もあるので、山ちゃんみたいな短いフレーズで勝負する方が本人の性にも合ってるのだと思う。この前、プレバトで披露した俳句もそうだよね。

ただ千賀は、山ちゃんがMCをする際に、自分の考えた例えツッコミが言いやすいような状況に場を持っていくのではないかと思っていたようだ。あぁ、こういうところに経験値の少なさと、本人の従来の素質である天然さ(笑)が出てしまっている。山ちゃんはそうではなく、出演者に好きなことをしゃべらせ、その話の流れに合うピースを出している。「言葉を考えていることが苦にならない。趣味と実益を兼ねてるんですよ」と言った直後、千賀は目をキラキラさせて「アーティストみたいですね!」と返していた。憧れの山ちゃんご本人からコツが聞けたことで、千賀さんも少し意識が変わって楽になるといいですね。きっと、フレーズを日頃から考えること自体は苦じゃないと思うんだ。面白いことを言うと意気込むのではなく、周囲を立てながらその場その場で合うフレーズを出して、自分も周りも楽しくなるといいですね。そういうMCができるようになるといいですね。

 

 私が千賀のことを、「仕切れる側の人」だと考えるようになったのはいつごろからだろう。4月のキスブサの感想を書いたブログで、こんなことを言っている。

 

そこからは千賀が頑張ってたなぁ。北山が主役になる時、宮田が話を進めたりする時もあるけど、その宮田も当事者になってしまうと誰が仕切るんだ問題になるし、そんな中で一番外枠からガンガンコメント入れてる千賀かっこいいなって思ったよ。席替えで千賀が一番外に来たのは、そうやって「北山が動けない」時に、全体を見て回せる役回りを与えてもらったって意味もあるんじゃないかなと勝手に思っている。いじられけんぴちゃんも好きだけど、やっぱり千賀は場を回せる力も十分にあると思うので、その役割でも頑張ってほしいなぁ。

キスブサ ナイトウェア回&サッカー回 感想 - 重箱のすみ

 

でも、多分私が実際に意識し始めたのは、もうちょっと前の、舞祭組の「やっちゃった!」発売関連プロモーションの時だったように思う。4人だけで色々な番組に出演している際に、千賀が代表でコメントを求められたり、他のメンバーに話を振ったりする場面があったりして、そういう積み重ねで千賀仕切りが好きになったのかもしれない。

実際、舞祭組4人の中でも、仕切るなら千賀という考えがあるみたいだ。8/5の北山・横尾のキスマイRadioではちょうどそんな話をしていた。

 横尾:舞祭組では基本、(仕切りは)千賀さんなんですよ。おのずと。

北山:それなんか、「オレ行くよ」みたいなのあるの?4人の中で誰が仕切るか。

横尾:初めて、4人でニュース番組*1とか出た時に、(千賀が)「ここは大事だから…ここは俺が言っといたほうがいいかな…」みたいな

北山:(笑)裏千賀出てるんだ?

横尾:で、みんなが

北山:「あぁいいよ」みたいな。

横尾:うん。で、ニカはガヤいきたいタイプだし、俺は噛んじゃったりするから、

北山:(笑)

横尾:うん、いいよ、じゃあいいよってタイプだから……

北山:あの、全ての原因は、「横尾さんが噛まなければいい」ってことに、ゴールないですか?

横尾:まぁ…僕ですね(笑)

こう言って二人は笑っていたけども(笑)。でも、確かに実際、横尾が言っていた通りの状況なのではないかと思う。きっと、千賀がMCをやりたいっていうのも、元々は後天的な理由からなんじゃないだろうか。北横も言っていたけれど、舞祭組4人の中では、ニカはガヤ&裏回しポジションだし、それを自分から望んでいるところがある。宮田は、ファンのなかでは十分MC能力があると認識されているし、ファンが集まる場だったら仕切ることもあるけれど、朝のWSのような番組では、いじられたりギャグを求められる機会が多くキャラ的に仕切ることができなくなってしまう。横尾は、噛んじゃうからとか言われていたけども、そういうことよりも、フリーにしてた方が面白いんじゃないかなぁ。みんなから一歩引いて、時折ボソっと言ったことがすごい笑いを生むケースもあるしね(笑)。そうなってくると、消去法的に千賀が行くしかないという共通認識が生まれて、そこで彼の自覚が出てきたんじゃないかなって。

私は千賀仕切りが大好きなんだけど、なぜそんなに大好きなのかと言われると上手く説明できない。自分でもよくわからない。ただその一因に、「『やらなければならない』という状況に追い込まれたから」というのがあるような気がするのだ。舞祭組4人の時でも、ポジション的に自分がやるしかない。キスブサで北山が最後まで残る時も、普段仕切ってる人が動けなくなってしまうから自分がやるしかない。そうやって、自分が仕切るぞ、とグッとスイッチを入れなおす千賀はとってもカッコいい。普段とのギャップを感じてドキドキする。先日のキスラジで、そういう時の千賀を北山と横尾は「ドヤ顔してる」「オレ仕切ってます感を出し過ぎ」といじっていたけど(笑)、でもそれも、末っ子の成長を見守るお父さんとお母さんのようでなんだか微笑ましいです。北山お父さん、「千賀の仕切り鬼のようにヘタ」などと言わず、時々コツを教えてあげてくださいね(笑)。

 

先週と今週のキスブサでは、順位発表の際、北山が2週連続で最後まで残っていた。先週の『元カノとヨリを戻すカラオケ』の時には「北山さんはどうなの?」とストレートに回していたし、今週の『元カノと遭遇した時の切り抜け方』では、最後まで残った北山と横尾が自信あると言い争っていた時に「山本さんに聞いてみようよ」と、ゲストの山本美月さんに意見を求めて振っていた。以前よりも明確に、千賀が堂々と仕切っている感じがするし、本人にもその自覚が出てきたのかもしれない。もしかしたら、こうやって千賀回しにすることも、カンペやスタッフさんからの指示で決められているのかもしれないけれど、それはそれで千賀がそこまで頼られるようになったということなんじゃないかなと思って、それもまた嬉しい。

今回のナカイの窓終わりに、千賀担のなかでも意見が分かれているようだった。千賀さんは、Kis-My-Ft2でいる時は末っ子いじられキャラだけれども、舞祭組でいる時には仕切らなきゃいけないという、他のグループにはない難しさがあるのだと思う。末っ子だったり、甘えんぼだったり、天然だったり、そういうところがあるんだから、わざわざMCなんていう対極を目指さなくてもいいという考えももちろんあると思う。ただ、そんなポジションを使い分けてる人はなかなかいないからこそ、それが出来たら本当に面白い。ぜひぜひ頑張ってほしいなと思います。

 

*1:めざましテレビやPON!のようなWSのことだと思われる