重箱のすみ

アイドルとの距離感の取り方は、いつまでたっても難しい

「好き」のグラデーション

前回、「なぜキスログの更新頻度が減ってしまったのか考える」という謎企画を行ったのですが、その際に一点、書こうと思っていたけれども直前で外した内容がありました。自分としては、キスログに対する思いという点では他の項目と変わらなかったのですが、ちょっとメインの書きたい内容とズレてしまったような気がしたので。そういうわけで、今回は、その外した項目を独立して書いてみようかと思います。気持ち的には前回の続編です。

mgmcnlife.hatenablog.com

 

根拠も証拠もなく、私が、こういう理由もあり得ないことはないかなって勝手に感じているだけなのですが、なんとなく「この時代に『ジャニーズの価値』を守るため」ということもあるのではないかなぁと思っています。

前回も書きましたが、最近はSNSが急速に普及して、芸能人もテレビや雑誌のメディアなどを通さなくても、自分自身で情報発信ができるようになりました。結果、一般の人達にとっては、芸能人が身近に感じられるようになったと思います。それは、いい点も悪い点もあるのだと思います。一例を挙げると、いい点は、親しみやすく感じられて、その芸能人に対して好意的な気持ちを持つ人が増えるということ。ただ、悪い点としては、一般人との距離が近くなりすぎてしまうこと。軽い気持ちでツイートしたことが拡大解釈されて炎上したり、ファンとやりとりしていてひょんなことから言い合いになってしまうようなこともあるかもしれません。*1

そんな時代に、ジャニーズの皆様のブログは有料のwebページに登録しないと見ることができない。更新する際にも、どの程度かはわかりませんが事務所のスタッフさんの目も入っているのでしょう。一般人と気軽に触れ合うことはできないけれど、そうすることで守っている面も大きいのだと思います。有料で登録している方々は、そもそもジャニーズに対して好意的な気持ちを持っている人がほとんどのはずです。ネットで、芸能ニュースにいちいちかみつき、誰でもかれでも叩いてそれ自体が趣味のようになっているような人って時々いると思いますが、お金を払わないと見れないということは、そういう人達の入口をふさいでいますよね。そして、前回の「格」の話にも繋がってくるのですが、この時代に気軽に触れ合える存在ではないということで、タレントさんの価値を高める効果もあるのだと思います。キスログの更新頻度が減ってしまったのも、格をあげること、そして「これからはここじゃなくてもっとメディアで発信するから」という宣言のようにも感じられます。

ただ、こうやってタレントを守るという一面が強すぎて、ご新規さんが入りづらい印象を持ってしまうのではないかと思うのです。これはもういい年してこちらの世界にお邪魔することになった新規の感覚なんですけれども、社会人になってからジャニーズの世界を知ろうと思ったら、相当ハードルが高いように感じられてしまうんです。「好き」という度合いのグラデーションを、許してくれない感じがするんです。

例えば、ドラマを見ていて、ちょっと気になる俳優さんがいたとします。その人のことをもっと知りたいと思った場合、 今はネットで検索することが第一歩だと思います。すると、ドラマの公式Twitterアカウントが出てきて、撮影の裏話だったり、オフショットを見ることができる

→そこから、その俳優さんのTwitterinstagramアメーバブログとかを見ることができる

→読んでいく頻度が上がるにつれ、その俳優さんのプライベートや交友関係が垣間見え、どんな人なのかなんとなくわかってくる(ここまで全部無料)

→もっと好きになったらその人が載っている雑誌を買ってみる

→そして、ファンクラブに入ることを決意する、みたいな。

普通、なんだかよくわからないものに、いきなりお金を払おうとは思わないじゃないですか。お金を出そうと思うまでに、徐々に階段を上がるようにして、色んなことを知っていって、そこで初めて応援しようと決める場合が多いと思います。その段階を、公式で用意してくれているというのはありがたい。「好き」にも色々な度合いがあって、仮にファンクラブに入っている人を100%とすると、「ちょっと気になる(20%の好き)」とか、「毎日ブログを見てるけどファンクラブに入るほどではない、でも好きだよ(50%の好き)」とか、そういう、「好き」のグラデーションを公式で許容してくれている感じがするんですよね。

一方、ジャニーズの皆様の場合は、さきほど述べたように、公式で提供してくれている無料の段階がほとんどない。ドラマに出ている場合でも、その人の写真が載っているのはHPだけで、SNSではNG。制作発表などの会見がニュースになった場合でも、ネット上で公開される記事にジャニーズの皆様の写真はアップされない。CDジャケットや雑誌の表紙ですら「No image」ばかり。iTunesに楽曲は配信されていないから手軽に買えないし、そして、ブログは有料登録しないと見れない。そうすると、せっかく興味を持っても、なかなかその人を知ることができないんじゃないかと思います。試しに雑誌を立ち読みしてみればいいじゃんというご意見もあるでしょうが、明らかに学生じゃない外見で、本屋さんでアイドルが表紙の雑誌を手に取るのも、最初は結構勇気がいりますよね(笑)。私はもう何とも思わなくなっちゃいましたが(笑)。

それだけじゃなく、雑誌だけで言えばこんなデータが。

toriaezutori.com

出版不況の中でも、特に近年は雑誌の売上の落ち込みが激しいという話。これは純粋に売り上げだけのデータなので、その年代において雑誌の購買層がどれだけいるのかという割合はわかりませんが*2、もう最近は雑誌でできることがネットにとって代わられてしまっているという状況。だからそもそも、ジャニーズの中に気になる人ができたからといって、雑誌を手にとってみようという感覚にならないかもしれない。

だから、私のイメージとしては、他の芸能人の皆様が、階段を上がるように「好き」のグラデーションが許容されているのに対して、ジャニーズの皆様の場合は、その世界に行く前に大きなハードルが用意されているように感じる。文字通り「その世界に飛び込む」ような気持ちで、お金をはらってではないと知ることができない。好きのグラデーションではなく、ゼロか100か。いやあるいは、ゼロか、100か、マイナス100(←強烈なアンチジャニーズ)って感じ(笑)。

例えばこれが学生さんだったら、ある日学校で「実はちょっと私…最近キスマイが気になってて……」とぼそぼそ言った時点で「うそ!!!早く言ってよ!!!雑誌貸すよ!!!一緒にコンサートDVD見よう!!!」みたいな優しいお友達が周りにいる可能性もあるだろうけど(笑)、社会人には結構厳しいですよね。正直ちょっとキスマイのことが気になってる、でもドラマのツイッターアカウントには出てこないし、ネットに公式の写真も上がっていないし、どうやらブログもやってないらしい(ジャニーズwebの存在も知らない、教えてくれるお友達も周りにいない)。そうなってしまうと、せっかくの「10%の好き」が、増幅されるチャンスがないまましぼんでいってしまうようで、実際そういうケースもいっぱいあるんじゃないかなぁと思います。顕在化していないだけで。私だって、こっち側に来れたのはいろんな偶然が重なったからで、結構奇跡だと思ってる。

 

色々書いてきたけれど、もちろん、ジャニーズ様がこの「好きのグラデーション」を作らないのは、おそらく意図的な面もあるんだろうとは思います。お金を払った人じゃないと見れない閉鎖的な環境だからこそ、ある種の熱狂的、狂信的なパワーを生み出すことができるという利点もあるのだろうしね。それに、そうやって高いハードルを乗り越えてくれた人達だけでも興行として十分成り立っているから、わざわざとやかく言うことではないですよね。けれども、私はやっぱり、メンバーがキスログで「今週のキスマイBUSAIKU!?はすごいことになってますよー!!」とか、「この撮影は大変だったー」「面白いから絶対見てね!」って告知しているのを読むたび、なんだか複雑な気持ちになるんですよね。多分、わざわざ登録してキスログを見ている人達は、「だいぶ好き」な人達だから、言われなくても見るというか。見るかどうか微妙な人達、そういう層には彼らの言葉が届いていないもどかしさ。

そんな訳で、やっとキスログの更新頻度の話に戻るんですけど*3、わざわざその高いハードルを飛び越えて新しく入ってきてくれた人達なんだから、それを満足させられるだけの更新にして頂きたいし。でももし、様々な事情で難しいなら、キスログは無料開放してもいいんじゃないかなぁ、なんて思ってしまいます。今までジャニーズの世界に無縁だった人をどんどん取り込んでいるキスマイだからこそ、そういう「好きのグラデーション」を許容してくれる環境がもう少し整えばいいのになぁ。キスログが無理でも、何かしらの形で、もう少し階段を作ってくれればいいなぁ、と漠然と感じています。

 

*1:もちろん、ここで述べた良い点も悪い点もほんの一例で、他にも色々あると思います

*2:つまり、人口が減ってるからどうやっても売り上げは落ちるんじゃないかという

*3:戻るの遅すぎ

同じ時代を生きている ―キスログの更新について―

ジャニーズウェブ内で連載されている、Kis-My-Ft2の連載「キスログ」。先週の月曜日、スマホでいつものようにキスログのページを開いてみると、普通は1日で2人か3人が同時に更新されるはずなのだが、更新されているのは北山だけ。あれ?と思いながら読み進めていくと、最後に衝撃のお知らせが書かれていた。

今までキスログを書いていて慌ただしく書いていたこともあったので、皆さんにゆっくり考えた文章でちゃんと伝えたいと思い、週替わりの月曜日、メンバー交代交代でキスログを書いていくことにしました。 

 今までは、毎週月・水・金のどこかで各メンバーが必ず更新していたのだが、これからは更新は月曜日だけ、しかも更新されるのは一人だけらしい。つまり、今までは各メンバーが1週間に一回更新していたのが、これからは7週間に一回になる……ということらしい。これは結構な事態ではないか。

まず思ったことは「とりあえずなんで今…?」ということだった。メンバーが忙しいことは重々承知している。けれど、あのツアー&ドリボの尋常じゃないスケジュールの時期を乗り切ったんだから、逆に今なら出来るんじゃないかと思うんだけど…。7週に1回はやっぱり長すぎるし、せっかくドラマに出てるメンバーが多いこの時期にやらなくても。ツアーの総括聞いてないし、それなのに次に更新されるメンバーは一番遅くて6週間後なのだ。もうツアーのことなんて忘れかけているだろうに。せめて来年からにすれば良かったのでは…なんで今…?

というわけで、ちょっと寂しすぎるので色々書きます。

 

キスログの更新頻度が減ることについて、ブログやTwitterなどで様々なご意見を拝見した。その中で多くの方が書いていらっしゃったんだけれども、やっぱりキスログの最大の魅力は「リアルタイム性」というところにあったんじゃないだろうか。

ジャニーズのみなさんと生で会える機会は、コンサートとか、舞台とか、番組協力とか、年に数えられるほどしかない。でも、生で会える機会が少ないからこそ、「同じ時を生きている」と感じられる瞬間が嬉しい。

 昨日は雨が降ってたね

 いま舞台の稽古してます

 寒くなってきたから鍋がたべたいな

ジャニーズ事務所に属するアイドルのみなさんは、Twitterinstagramなどは利用していない。SNSが驚異的な勢いで普及し、情報が伝わる速さに重きがある時代に、彼らの言葉は有料の公式HPで、自分からアクセスすることでしか見ることができない。だから、Twitterほどの速さではないけれど、つい数日前のことを報告してくれる時、すごく嬉しい気持ちになった。同じ空の下にいて、同じタイミングで季節の移り変わりを感じて、同じ時を過ごすためのコンサートや舞台の準備をしてくれている。同じ時代を生きている。そう思った時、彼らは手の届かないところにいるけれども幻ではないんだ、と感じられて、その絶妙な距離感が好きだった。

前述の北山のキスログには、『ゆっくり考えた文章でちゃんと伝えたい』と書いてあったんだけれども、キスログにそんなに改まった内容は求めてなくて。日々の些細な事柄を書いてくれるのに対して親近感を覚えるし、そんな中に、ふと真面目なことがちょこっと入るくらいで丁度良い。ゆっくり考えた文章ってなんだろう。毎回毎回「感謝してます」「みなさんのおかげでここまで来れました」的なこと言うのかな。ちょっとくすぐったいな(笑)。直接的に何か言わなくても、パフォーマンスで全部返してくれればいいのにな。今更、ちゃんとスーツ着てくるから会うのは7週間に一回にしようって言われても、普段着でもいいから毎週会いたい。キスログにスーツ求めてない。

 

……と、ここまでが私の基本的スタンスです。

では、以下、なぜこのタイミングで一気にこんなに更新頻度が減ってしまうのかを勝手に考えるという謎企画を始めます。いちファンの勝手な憶測なので無意味極まりないため、「なんじゃお前」と思われたかたはリターン推奨です(笑)

理由は色々と考えられると思うんです。一つ目に、例えばキスマイの運営陣から、「お前ら適当なこと書きすぎ。7週に1回で良いからちゃんと書きなさい」と怒られたとした場合。実際、時々「全然中身ないな!」みたいなキスログが更新されたこともあったし(笑)。でも、もしこんなことがあったとしたら、運営陣の皆様は時代を読めていないんじゃないかなぁと思います。先ほども言いましたが、キスログの最大の魅力はそのリアルタイム性にあるので、正直、中身はあんまり意味がなくてもいいんです。面白いことでも、真面目なことでも、その時その時に書きたいことを書いていてくれればそれでいいんです。

二つ目に、例えばキスマイの側から「忙しすぎてちゃんと更新できないので頻度を減らしてほしい」と言い出した場合。もし本当に、ちゃんとした文章が書けないことが申し訳ないと思っているなら、キスマイは変な所で真面目すぎるんじゃないかなぁと思う。もちろん、誠意を持って真心こめて書いてほしいけれど、だからといって硬い文章を求めている訳ではない。日頃の彼らの発言は、テレビ番組の収録でも編集されるし、雑誌でもライターさんの裁量によって紙面の言い回しが変わってくるため、完全に彼らが書いた文章が手元に届くことは本当に貴重な機会だ。だから別に、キスログは完璧な文章でなくてもいい。多少は校閲されているだろうけれども、絵文字や顔文字の使い方ひとつに個性が出てるのを見るのも嬉しいんだよ。本人たちも、周りのスタッフさんも、そういう時流やニーズを読めているのだろうか。

あっ、書き忘れてた。三つ目。本人達がただ単に「忙しくてしんどいからキスログ減らして~~~」って言っていた場合。これは、もしこれだったら、ちょっと怒る(笑)。まあ実際には、こういう面があったとしても複合的な理由の一つではあるとは思うんだけど。

四つ目。実は何気にこれ可能性高いのではないかと思うんだけど、「『言及しなければ不自然』という状況になった場合のリスクを回避するため」。……タイトルが意味不明ですね(笑)

今年の後半、特に色々なことがありました。6月の藤ヶ谷さんの件も、10月の千賀さんの噂もろもろも。内容に関わらず、何か際どい報道や予期せぬ事態が起きた際、ファンはどうしても「次のキスログでは何を書くんだろう」と構えてしまいます。でも大抵の場合はスルーになる。週刊誌に載ってしまったりした場合、本人がその事実を知らないはずはないため、言及しなければ不自然だという状況になってしまう。そうなると、「何か言ってくれると思ってたのに!」「自分の口から否定してよ!」とそれはそれで騒ぎになるケースがある。何か書いても騒がれるけど、スルーしても騒がれる。でも、キスログの更新頻度を極端に減らせば、その「スルーしても騒がれる」リスクが減るかもしれないなと思うのです。その人の更新の順番が数週間後だとしたら、徐々にほとぼりも冷めているだろうし、その間にあったお仕事の話とかをすることで、雰囲気ごまかすことができるだろうしね。なんかそんな思惑もちょっとあるんじゃないかなぁと思いました。

 

さて、ここからが今日一番書きたかったことです(笑)。毎回長くなってしまってすみません。最後です。

五つ目。これが、『希少価値を高める』とか、『格を上げる』という目的だった場合。

今回、こうやって更新頻度が下がることで、結果としてキスマイの言葉の価値は上がります。それはすなわち、彼ら自身の言葉や考えに触れる機会が少なくなったということで、彼らの希少価値が高まります。そうやって、アイドルとして・芸能人としての「格」が一つグレードアップしたような印象を受けます。「大御所はブログなんかやらないんだよ」的な(笑)。これまで、「なんでもやります!」というスタンスで、どんなことにも挑戦し、バラエティに出まくって顔を売ってきたキスマイ。その、量重視の活動から、質重視の活動へとシフトしていくよということの表明なのでしょうか。

でも、私、思うんですけれども、世間一般から見た場合、今回のこのキスログの件で、「格」が上がるのでしょうか。

だって、世の中の多くの人は、まずキスログの存在すら知らないと思う。つい9ヶ月ほど前の私もそうだった。まず、「有料とはいえ、ジャニーズのタレントさんが書いたブログを読めるサービスがあるんだね??」っていうレベルの人が、いっぱいいるはず。そういう人達にとっては、キスログの更新頻度がどうなろうが関係ないし、その人達の体感で彼らの価値が上がったとは考えられないだろうと思います。

では一方、キスログを日頃から読んでいるファンはどうかというと、そもそもファンの中では、キスマイの格は最初から高いんじゃないでしょうか。元々、どうやっても直接触れあえない、直接関わりあえないことなんて、みんなわかっている。彼らは自分とは住む世界が違う、2.5次元のような存在だ。わかっているけれどもその中で、彼らの言葉を読むことによってちょっと距離が近付いたように感じられるのだ。だからファンにとって、更新頻度が下がることはただ単に、ファンが自担やキスマイに対する熱量までも下がってしまうことでしかないように思われてなりません。まだまだ発展途上のKis-My-Ft2が、自らファンを手放すようなことになってしまってよいのでしょうか。

 

長々と書いてきてしまいましたが、つまり何が言いたいかというと、今回の更新頻度改編は一体誰のための何なのか全然わからないということです。多くのファンは、ゆるい内容でもいいから毎週読みたい、リアルタイムで彼らのことを感じたいと思っているのにそれと間逆の方向に行っている。また、格を上げようとする思惑なのだとしたら方法が違う気がします。週一月曜日の更新が変わらないというのならせめて、1人・2人・2人・2人、くらいに分けて、各メンバーが月一回は更新してくれるようにしてくれませんでしょうか。やっぱり7週に1回は長すぎて待ちきれません。

……本当はわかっている。ここで色々書いていたって、すぐに状況が変わる訳ではない。新規が偉そうに首をつっこむことではない。キスログが少なくなろうが、その分を他のメディアで埋められればよい。ファンを手放してるんじゃないかとか言ってるけど、究極他の人がどうであろうが、キスマイがどうなろうが、ファンなんて自分が楽しめればいいはずだ。正直今回だって色々書いてきたけど、結局「わたしが寂しいからキスログ減らさないで~」の一言で済む話と言えばそうだ。それなのに自分は何をこんなに長々と書いているのだろう。

わかっているけれど、やっぱりキスマイが好きだから、そして彼らが「国民的人気者になりたい」と堂々と口にするなら、彼らのことを好きな人がもっと増えればいいなと思うから。末長く愛される人達になればいいなと思うから。

素直に事務所に振り回されるのが「いいファン」なのかもしれないけれど、素直に受け入れられない部分も正直に表明しつつ、適度に自分の軸を持ってファンを続けたいな、と思う次第であります。

 

(余談)

 過去、キスログについて書いた記事。自分で言うのも変ですが、なにげに気に入っています。

mgmcnlife.hatenablog.com

 

 

キスログとはあまり関係ありませんが、途中ちょっと述べた「アイドルの2.5次元性」についてすーごく面白かった記事を勝手にご紹介させていただきます。『アイドルに求めるのは疑似恋愛ではなくて、アニメや漫画のファンに近いのでは?』っていうところが衝撃で、「それだーーー!!!」ってなりました。私は多分キスマイのことを、「国民的アイドルを目指す7人の物語」というコンセプトの漫画を読むような気持ちでみているんだろうなぁ。

fuhouse.hatenablog.com

 

DREAM BOYS(9/16) 初心者の雑感

もう一ヵ月以上経ってしまったのですが、9/16に、DREAM BOYSの昼公演を見に行ってきました。

以前他の記事で少し書きましたが、私はドリボを見に行くのも初めて、っていうか宮玉千の3人を生でお見かけするのも初めて、なんならそもそもジャニーズの舞台というもの自体を見に行くのが初めてでした。そんな初めてづくしの初心者が見に行って楽しめるのかなぁとか、歴史を知らなければいけない部分もあるんじゃないかなぁと不安だったのですが、結果とても楽しかったです。

公演中に色々と考えたこと、感じたことをまとめてみようと思っていたら、なかなか言葉がまとまらず、気付いたらもう11月になってしまいました。自分の考えたことを自分自身で上手く表現できていないなぁと思う箇所もたくさんあるのですが、思いきって公開してみます。なお、最初に述べたように、超初心者なので大したことは書いておらず、「そんなことも知らないの?」というところも多々あるかと思います。なのでこれは、【超初心者がドリボを見に行ってみた結果!】のような体験記のような心構えで読んで頂けると幸いです。っていうかそういうタイトルにすればよかったかも。

ストーリーや流れを思い出すに当たっては、こちらのブログを参考にさせて頂きました。シーンごとにまとめてくださっていて、とてもわかりやすかったです。

sasagimame.hatenablog.com

 

また、こちらのりおぴさんのブログは、ツッコミどころポイントを楽しみたい方にオススメです。「お前ボクシングやめたのにボクサー映画には出るのかよ!おこ!」という箇所で大笑いしました(笑)

leeohu.hatenablog.com

 

以下、いくつかのポイントに分けて書いてみます。

 

ストーリーについて

今までドリボも、ジャニーズの舞台も一度も見に行ったことがなかった私ですが、「ジャニーズの舞台はストーリーがトンチキ」という情報だけは、なぜか知っていました。方々からところどころに聞こえてきました(笑)。だから、見に行った時にストーリーが意味不明過ぎて面白くなかったらどうしようと勝手に思っていたのですが、実際見に行ったら大丈夫だった。むしろ、様々なツッコミどころはあれど、「理解できない!」「ついて行けない!」みたいな感情になったところは、ほぼないと言っていいと思います。

ただ、それは玉森班が、今年の舞台が始まるにあたって脚本を練り直したからということが大きいのだと思います。私は公演後にパンフレットを読んだので、後から知ったのですがすが、玉森班は物語の根幹は残しつつ、わかりやすいようにストーリーに相当手を加えてくれていたようで。玉森はパンフで「相関図を書いたりして…座長ってこんなに大変なのかと思った」と述べていたし、千秋楽のあいさつでも宮田と千賀に、「(稽古が)始まる前からさ、本をわかりやすくしようとかやったよね…」という趣旨のことを言っていたそうです。実際、私は去年のを見ていませんが、「去年よりずっとわかりやすい」という他の方のご意見もたくさんお見かけしました。初心者の私を振り落とさないでくれたのは、玉森班の努力があったからだと思います。その気持ち、ちゃんと伝わりました。ありがとうございます。

けれど一点だけ述べるとすれば、開演前にパンフレットのあらすじ部分を読んでおけばよかったなぁというところでした。これは個人的な話ですが、私は普段からネタバレが好きではなくて、普段ドラマや映画でも、HPやテレビ誌などに書いてあるあらすじの部分はほとんど読みません。初見の新鮮さを最大限に味わいたいと思うのです。

ただ、ドリボの場合は、いきなり最初から作品が急スピードで展開していく。最初のシーンで、新人王のタイトルを争ったユウタとケントだけれども、その次のシーンではもうユウタはボクシングをやめていて、ケントは勝ちを重ねてチャンプになっている。そんなに一気にチャンプってなれるの?と思っていたら、パンフレットを見て、このシーンは半年後の設定だということを知って、「そうだったの!?」となった(笑)。ここはさすがに前知識がないとわかんない(笑)。特に最初の方はそういう箇所がいくつかあったので、それを知っていればもう少し理解が深まって、物語に入り込む速度も速くなったんじゃないかなぁと思ったのでした。

 

この舞台全体・そしてジャニーズ舞台というものについて

スト―リ―には思ったほどトンチキ要素を感じなかったと書いた私が、それよりもやっぱり度肝を抜かれたのは、今まで生きてきて見たことがなかった演舞やアクションや舞台装置。スケールの大きさもそうだし、加えて、こういう仕組みでこういうことを表現するんだ!っていう驚きがありました。

私、今まで見たこともないのに生意気だったのですが、ジャニーズ舞台のストーリーがトンチキだと言われてるのって、派手な演舞や大技など(パフォーマンス)をメインに考えてて、内容(ストーリー)をそれに付随させてるからなのかなって思ってたんです。でも、実際見てみた印象は逆で、意外と、ストーリーで伝えたいことを表現するための大技って感じがしました。特にそれを感じたのが、仮面の世界と空中浮遊するシーン。どちらもそのパフォーマンス自体がすごい高度*1だけれども、その高度な演舞ありきというよりも、悪夢にうなされていたりとか、「ユウタが本当の自分を探して彷徨う」というイメージを表現するためのものだったのかもしれないなと。だから、私の思っていた以上に、ストーリーとパフォーマンスは一体化しているものなんだと感じました。

しかしまぁ、玉森の仮面の世界からの玉フラ&たまのぼりの流れ本当に、本当にすごかったなぁ。特に仮面と番傘のパフォーマンスは言い尽せないほどの衝撃でした。あんな演舞今まで見たことがない。それまで「かっこいい!煌びやか!楽しい!!」みたいな軽率なハイテンションで見ていたのに、鈍器で殴られたような衝撃。自分のいる帝劇の箱ごと異次元に持って行かれたような感覚。今が何年何月何日かわからなくなったような気持ちだった。ストーリーで理解できないと思ったところはなかったのに、この仮面の演舞で「理解できない……」って、ちょっと思ったくらい(笑)

私が何にそんなにびっくりしたのか後から考えてみたのですが、演舞そのものに対しての衝撃ももちろんのこと、それ以上に「理解できないと感じるパフォーマンスを見た」ということに対しての衝撃もあったのかもしれません。例えば、サーカスを見に行った時でも、空中ブランコとか綱渡りを見て「すごいなー」と思うけれども、そういうパフォーマンス自体は知っているし、昔からあるじゃないですか。でも仮面の世界とか玉フラのパフォーマンスは、今までこんなもの見たことなくて、何がどうなっているのかわからなくて。20代も後半に差しかかってくるというそこそこ生きている年月の中で、そういう「理解できないと感じるパフォーマンスを見た」ということ自体が、新鮮だったのかもしれません。

そして、ジャニーズの舞台の魅力というものはおそらくそこなんだろうなと思うのです。普通に生きていたら、見ることも、知ることもない、人知を超えたハイレベルなパフォーマンス。新鮮で、異次元に吹っ飛ばされたような感覚を味わえるところ。同じ人間とは思えないところ*2

ただ、もしかしたら世の中には、この魅力を魅力として捉えることのできる人達ばかりではないのかもしれないな、とも考えたのです。私の観測範囲だけなのかもしれないのですが、最近はとみに芸術やエンタメに関しては、「わかりやすさ」が重視される時代のように感じます。趣味が多様化、細分化して、みんなが同じものを見ている訳ではない時代。だからそれがどんなにハイレベルであるかに関わらず、普段そのジャンルに触れていない、明るくない人でも理解できることができるか、わかりやすいか、親しみやすいか。そうやって、大衆を引き付けることができるわかりやすいもの=「良いもの」と短絡的に判断されてしまうことが、多いように思えるのです。だから、理解できないなりに楽しめる人と、理解できないものには魅力を感じない方もいるのではないかなぁと。そこがエンタメの難しいところだなぁと感じたのでした。ちなみに私は、「理解できない…!」と思ってしまったけれども、自分の想像を超えた所にある斬新な発想に打ちのめされたかったり、圧倒的なパフォーマンスをみて突き放されたりしたいので、むしろ「理解できない」という事態はとても嬉しいものでした。……こう言ってしまうとM気質なのかなって感じですが(笑)

ここからは完全に余談です。

私は今年の1月、某週刊誌の某メ○ーさんの発言に対してショックを受けてしまいました。かの有名な「SMAPは踊れない*3」ってやつです(苦笑)。それを知ってしまった直後は、なんてひどいことを言うのだろうと思っていた。正直、そんなの私もわかっている*4。まぁ踊れないというか、その…個性が爆発して踊りが揃わないというか…*5

もちろんヘタと言うつもりはないが、SMAPは歌も踊りも完璧ではない。けれども、バラエティでの親しみやすさだったり、5人の関係性だったり、なんでもチャレンジする姿だったりと、それをカバーするほどの魅力があったからこそ、完璧ではない5人でも圧倒的なオーラを身につけることができたのだ。歌やダンスを超絶上手い人を5人集めたところで、SMAPになるわけではない。そんなことくらい世の中の人みんなわかっていると思っていた。だから、よりによって事務所内部の人が、なんでそんなことを今更公の場で言うのかわからなかった。

でもそれが今回、ジャニーズの舞台というものを見に行って、やっと私の中で腑に落ちた部分があった。 多分、メ○ーさんの中では、ジャニーズのエンターテイメントというのは、こういう舞台・ショーが基本なのだろう。だから、煌びやかな世界で斬新な演出を繰り広げ、見る者を驚かし、圧倒することこそができてこそだという考え方ではないのだろうか。それは、SMAPがやってきた、バラエティで顔を売る「親しみやすさ」とは、ある意味で対極だ。そういう点で、言葉として出てきたのは「SMAPは踊れない」ということだったけれども、あれは言ってみれば、『根本的に私の目指しているエンターテイメントとは方向性が違う』という意味だったのかもしれないな、と、今になって思ったのでした。*6

 

ここからは、玉森・宮田・千賀のそれぞれの印象を。ただし、役柄やストーリーの話と、本人についての話がうまく分けることができず、ごっちゃになってしまっていますがご了承ください。

 

ユウタ(玉森裕太

初見なので他の方がどう演じているのかは全くわからない。けれども、「なぜか色んなことが降りかかってきて、それを全部背負い込み、肝心なところで助けを求めず、ひたすら批判を受け続ける」というユウタの感じが、そのまま私の玉森裕太のイメージにつながるなぁなんて思いながら見ていた。全部背負い込んで自分で解決しようとするので、周りになかなかその苦労が伝わらず、何を考えているのかわからないと言われ、さらに周りからの風当たりが強くなり、多分それもまた本人を苦しめる一因になっていて……あれ、私、今ユウタと玉森さん本人のどっちの話をしているのかわからなくなってきました。とにかく、私が多少なりとも本人のことを知っているからこそ伝わってくるものもあるなと思ったし、そうやって本人自身の前提知識があった方が楽しめるという面もあるのだろうな。

また、弟のユウキと静かに穏やかに過ごすことだけを願って、そのために自分の気持ちを殺していた場面が本編のほとんどを占めるからこそ、終盤のマダムとリカさんに思いっきり自分の気持ちをぶつけるシーンが映えるなぁと思った。ずーっと抑圧されていたエネルギーを存分に発揮してる感が、見ている側も気持ち良かった。

パフォーマンスの面で一番印象に残っているのは、たまのぼりの直前。玉森は、手にかけるロープ*7だけで体の全てのバランスをとっている。そのロープをグッと力を入れて手首に通し、吊りあがる直前、玉森は息を吐いて口をきゅっと結んだように見えた。その一連の動作が、これから始まるハードなパフォーマンスに挑む直前に気合いを入れる瞬間を垣間見れた感じがして、そしてこの人の背負うものの大きさを感じて、とってもドキドキした。

性格的には、センター気質や座長気質ではないのかもしれない。けれど、何はともあれ、最後に階段を下りて舞台の中心に立っている玉森さんを見て、なんだかすごい引力を感じたし、これがセンターの風格なんだなぁと思ったと言うか。最後は玉森にしか目が行かなかった。つくづく不思議な人だし、つくづくすごい人ですね。

 

 ケント(千賀健永)

チャンプのことを考えるにあたって、一番気になる点はやはり、彼がいつからユウタがボクシングを辞めた理由を知っていたのだろうということだ。それが本編で明確に明かされることはない。けれども、ユウタとチャンプの試合で、鉛の板を仕込まれていてそのパンチで倒れた後、ユウキに対して「ユウタを恨むなよ」と意味深な言葉を言っている。この辺りでもうケントは、ユウタがボクシングを辞めた理由がなんとなくユウキのことに関係があると気付いていたのではないだろうか。ユウキはケントのジムに入り浸っていたわけだし、そこで何か気になる様子があったとか。もっと言うと、ケントはそれよりもっと前に気付いていて、それを知った上で「試合しようぜ」と言っていたのかもしれない。

なぜそう思うのかというと、 「もしこの時点でユウタの事情を理解していたら」と捉えると、ただ怒ったり挑発しているわけではなくて、本当は心根が優しくて、ユウタと本音でぶつかりたかっただけなんだろうって感じられるからです。一見すると、ユウタに対して勝気で挑発的な態度を貫いているように感じられるケントが、病室のシーンで急にユウキにユウタのことをわかってやれと語り始めるのは、正反対のことを言っているように見える。けれども、「本音でぶつかりたかっただけだ」というシンプルな理由で考えると結構すっきりして、一本芯の通った人物、というケントの印象が浮かび上がってくる。その説得力をもたせられるところがすごいなと思ったのです。

今回の千賀さんは、演技プランを事前に考えるのではなく、その場その場のチャンプの感情を大切にしようと考えて演じていたそう。私は演技のことは全然わからないけれども、なんだかそれを聞いて嬉しくなった。その方がいいんじゃないかなぁ。色々と考えるよりも、感情で突き動かされる方が合っているような気がする。そして私も、この人に対しては理論よりも感性で見るのが一番合っている。

 

トシヤ(宮田俊哉

ユウタは何があったのか全く語ろうとしないし、ケントは頑なな態度を取り続けている。こんな2人の仲を取り持って、きっと何か事情があるはずだと、いつか昔のように戻れると、そう信じ続けられるのは半端ではない。私だったらこんな立場絶対いやだ(笑←)。優しいと一言で言っても、それを貫き、他人のために尽くし抜ける人はそんなにいない。温厚なトシヤが唯一怒りを全面に出したシーンも、リカさんがユウタの曲をないがしろにした時だけだ。宮田はパンフや各種雑誌でも、自分はトシヤとは全然違うというようなことを言っていたけれど、傍から見ている分にはそうは感じなかった。むしろ宮田だからこそできる役だと感じました。ビューティフルデイズの前のヤスイの「みんなトシヤの笑顔が大好きなんだ!」みたいなセリフすごくいいな。*8

また、キスマイコンサートの感想の時にも書きましたが、テレビで見るのと生で見た時の印象が一番違ったのは宮田だったかも。本当に立ち姿が美しくて、特にかっちりしたスーツっぽい衣装がとてもよく似合う。さらに、まあこれは役柄的なものもあるだろうけど、3人の中で一番セリフが聞き取りやすくて、発声がきれいだなーって思った。上手く言えないんだけども、一つひとつの所作がクオリティ高くて、当たり前なんだけど、あぁプロだなぁって思ったのだった。

 

 

ドリボは精神力を消耗する…というようなことを言っていたのは3人のうち誰だっただろうか。実際見に行ってみて、本当にそうだよなぁと思った。当然、フライングしたりローラーで走り回ったり、ボクシングしたり、逆さ吊りになったり、ぐるぐる回ったり、とにかく体力も激しく削られるだろう。でもそれと同時に、このハードでなかなか救いようのないストーリー。役柄上とはいえ、精神的に追いこまれる場面も多いため、それに引きずられそうになった時だってあったのではないだろうか。

そして、9月はキスマイのコンサートとも同時並行で、さらにレギュラー番組収録、PV撮影、各種雑誌の取材などで、休演日も休みではなかった。ずっと動き続けていた。毎日色々な仕事がある中で、体力的にも精神的にもここに集中させるのは本当に大変だったと思う。けれど、3人はそれを表には出さなかった。SHOW TIMEの時は可愛く楽しそうに歌い踊っていたし、幕が閉まる直前のあの千賀さんの満面の笑顔は忘れられない。

「頑張ってる」だけで評価される世界ではないことはわかっている。いくら忙しかろうが、いくら努力をしていようが、結果がすべてだ。だけど見ている側としては、「頑張っている」という姿自体に、胸を打たれる側面があるのも事実だった。それが、頑張っていることを辛そうに見せないなら、尚更だ。

去年の私は、このDREAM BOYSという舞台の存在すら知らなかった。だから今年だって、彼らがどんなに死力を尽くして舞台に臨んでいたか以前に、その存在すら知らない人だって世の中にはたくさんいる。ジャニーズの舞台が好みかどうかは見てみないとわからないけれど、こんな世界があるんだということをもっとたくさんの人が知ってくれるといいなぁと、勝手ながらに思った。彼らの努力が、もっと多くの人に伝わればいいなぁ、新しい世界に誘ってくれるようになればいいなぁ、何かしらの形でそういう状況がもっと整えばいいなぁと、生意気ながらに思った。

 

超初心者がドリボを見に行ってみた結果

 →私を新しい世界へ連れて行ってくれてありがとうございました。

 

*1:そして玉森はそれを難なくやっているように見せてしまう

*2:だからこそ「アイドルは2.5次元」という表現が合うのかもしれない

*3:http://www.johnnys-watcher.net/article/412747661.html

*4:←ひどい

*5:←墓穴

*6:でもだからと言ってSMAPだってコンサートでハイクオリティのパフォーマンスを見せているわけだし、そもそもバラエティ番組で共演しないことは何の理由にもならないし理解できないし、本当に本当に派閥体制に対する恨みは消えないけれど、その話をしているとこの記事が終わらなくなるので以下略

*7:正確にはロープっていうか布みたいな感じだと思う。そこに手首を通す感じになっていた

*8:記憶力皆無

ホントに見てない玉ヶ谷 ―改めてキスブサの魅力を考える―

久しぶりに、キスマイBUSAIKU!?の感想をこちらに書いてみたいと思います。タイトルは、今話題の「とにかく明るい安村」さんと同じ語感で読んで頂ければと思います(笑)

 

今週、10/19放送分のキスブサのテーマは、『怒って帰る彼女の二の腕(N)引っ張って(H)キス(K)』というものだった。彼女と二人でカフェでデートをしているときに、他の女性を見てしまったことに対して、彼女であるマイコが「ちょっと、今女の人見てたでしょ?」と、やきもちを焼いて帰ろうとしてしまう。そんなマイコを引きとめて、キュンとさせる「NHK」をするというお題だった。

今回、番組冒頭でこのシチュエーションが発表された時点で、Twitterの私のタイムラインでは非難ごうごうだった(笑)。「設定がひどい」「屋外でやらないで」「こんなことで怒る女が悪い」「彼女めんどくさい」などの辛辣な言葉が並んで、これこそがブサイクコメントじゃないかと思ってしまった(笑)。私自身も、これくらいで怒って帰ろうとする女なんてめんどくさすぎるし、小さいことでいちいちケンカしてたらこの先も上手く行かないだろうからもう別れたら?と思ってしまって(笑)。せめて怒る理由がもうちょっとマシだったらよかったのに。まぁ、そんなわけで、設定に対してはあまり共感できなかったけれども、VTR自体はそれぞれ個性が出ていてとっても面白かった。

今回の順位は、1位藤ヶ谷・2位玉森・3位横尾・4位北山・5位千賀・6位二階堂・7位宮田、という結果であった。放送では、宮田と藤ヶ谷が残り、先に7位の宮田が放送され、最後に藤ヶ谷のVTRが披露されることとなった。さすがのキング藤ヶ谷は素晴らしかった。キスをするまでの間が完璧すぎる。それを見ていたスタジオのメンバーも「おいおいー!」「なんだよこれー!!」「どっから出てくるんだよこのアイデア!!」と大騒ぎ(笑)

もちろん藤ヶ谷の「NHK」自体もさすがだったのだが、私はそれよりも一点、気になるところがあった。

藤ヶ谷、女の人、見てた…?

後日、改めて全員のVTRを見返してみた。もう一回見てみるとよくわかったんだけど、やっぱり藤ヶ谷は他の女性を見ていない。そして、2位の玉森も同じだった。他のメンバーは、設定に則ってがっつり他の女性を見ていたのに、この二人は女性がいる方向を見ていただけ・あるいはボーッとしていただけで、本当に見ていなかったのだ。だから彼女に「今女の人見てたでしょ?」と言われても、「見てないよ」と返したのは言い訳ではなく本当だった。ホントに見てない玉ヶ谷。

つまりこの二人は、本当に見ていなかった演技にすることで、『彼女と一緒にいるのに他の女性に気を取られて彼女を怒らせてしまう』というお題の設定すら変えてしまった。玉森は『自分がボーッとしていたところをたまたま彼女が勘違いしてしまっただけ』というシチュエーションに変えて、誰も悪くない状況を作り上げている。藤ヶ谷に至っては、彼女を抱きしめた時に「マイコを勘違いさせてしまったのは俺の責任」とまで言っている。『誰も悪くないけれど結果心配させてしまった俺が悪い』ということにして、他のメンバーとは圧倒的な違いを見せつけている。

特に「マイコが全然かまってくれないんだもん」と、他の女性を見ていた理由を堂々と彼女のせいにする北山とは正反対だ(笑)*1。個人的には、他の女を見てる見てないっていう些細な話題の時に「勘違いさせちゃったのは俺の『責任』」とか言い出すのは重すぎてムリーとか思うんだけど(笑)、でもこれでこそ藤ヶ谷である。サイコーです。

藤ヶ谷と玉森は、彼女を悪者にしないために設定すら変える。他のメンバーからすれば、「そんなのいいのかよーズルいよー」となるかもしれないけれども、この発想が出てくるということ自体がすごい。これか。これが、玉ヶ谷がキスブサの上位2TOPを担っている理由なんだなと思った。

 

以前から度々書いていますが、私は彼らに本格的にハマる前、あまりKis-My-Ft2という存在に対していいイメージを抱いていませんでした。主な理由は2つあって、1つはやはりSMAPとの抱き合わせ的商法が好きではなかったから。もう1つは、格差売り戦略があまりにもかわいそうに映ってしまったから。それは歌番組で見るような衣装格差だけではなくて、チラッと数回見た程度のキスブサでも同じ印象だった。初期のキスブサは、今ほどランキングに波乱もおきていなくて、たまたま見た回はいっつも玉森と藤ヶ谷が上位の印象だった。性格がひねくれている私は、「結局人気が全てなんでしょー。やってること関係無くて、この二人がやってればなんでもいいんでしょー。」と思ってしまっていた*2

キスブサをちゃんと継続的に見るようになってからわかったんだけれども、確かに人気もあるだろうけど、やっぱり玉ヶ谷が上位を取るのにはそれなりの理由があるのだね。自分を大切にしてほしい、お姫様扱いしてほしいという女性の理想に答えるべく、徹底してシチュエーションを考え抜いている。以前、今年の7月の終わりごろに発売された*3雑誌TVstationの『BUSAIKU下剋上!?』で、玉ヶ谷が「今自分達はスランプ状態だ」と自ら語っていたことがあって。

藤ヶ谷:この2人は、今まで上位をとってきたけど、これだけやってくると同じようなことで1位を取れなくなるというか、「新しいことで上位」を期待されるから、試行錯誤しちゃって、それでスランプに…。

玉森:そうなんだよ。最初の頃にいろいろ攻めすぎたから、それにかぶらない演技をしようとすると、ね。スタッフさんとの打ち合わせの時間も伸びたもん。今までと違う見せ方をしなきゃって思うと、どうしても時間がかかっちゃう。

すごく興味深いテキストだった。「どうせ何やっても上位なんだろう」という目で見られがちだと思うんだけど、その裏には上位常連だからこその難しさがあるという。それを同じ感覚で共有できる二人だからこその会話だと感じた。

 

もちろん、他のメンバーが考える時間が足りないとか、努力が足りないと言いたいわけじゃない。全くその逆で、全員真剣に考えている。全員真剣なのに、その方向性が間逆だったりするからそれがまた面白い。それに、キスブサのVTRを審査する女性は、作為的に選んでいるのか結果としてそうなっているのかはわからないが、とにかく「男性には優しくしてほしい」「お姫様扱いしてほしい」という理想が高い方が多い気がする。でも、女性が男性に求めるものなんて人それぞれなのだから、キスブサのランキングで良いとされたものが当てはまるかどうかはわからないし、下位のメンバーの方が自分のツボだと感じる方もいるだろう。

私が、キスブサを元々ストレートに楽しめなかった人間だからこそ、もしかしたらまだ世の中には、「どうせ藤ヶ谷と玉森は人気あるから上位なんだろう」って思って、食わず嫌いをしている方がいるかもしれないなって思うんですよね。

そういう方に、玉ヶ谷の上位なりの苦労とか、どんなランキングでも各メンバーの良さが出ているVTRの面白さとか、ランキングに共感できなくても結果として自分のツボのメンバーを見つけられればいいんじゃないかとか、

そういう、キスブサの魅力の本質的なところが伝わればいいなぁと、今回改めて感じたのでした。

 

*1:とはいえ、北山のVTRはこれぞ北山先輩という感じで北山先輩の中の満点でした

*2:今になって整理してみると、過去キスマイに対してひねくれた感情を持ちすぎで、よくこんな人間が今こんなに好きになってるなと自分のことながらびっくりする

*3:すみません、正式な発売日がわからない

考えるな、感じろ!

(最初に大変申し訳ないのですが、ここ最近一部で言われている疑惑の件に関して、千賀さんに対して厳しいご意見をお持ちの方は、今回はお読み頂かない方がいいかもしれません。本当は、そうやって読み手を制限することは書き手として失格かもしれないのですが、やはりご意見の違う方に読んで頂いても、今回は楽しくないかと思いまして。せっかくお越し頂いたのにすみません。以下、マジで気持ち悪い自分語りがはじまりますが、それでも良いよという方がいらっしゃいましたらどうぞ……)

 

私は今年の初めに本格的にキスマイにハマりました。では、それまでの25年間何をやっていたのかというと、そのうちの13年くらいSMAPのゆるファンで、それと重なるようにして、8年くらい別ジャンルのオタクをやっており、没頭し、いろいろな想いが抑えきれなくなってブログをやっていました。雰囲気やテンションは、ここに書いてあることとほとんど同じようなものです(笑)。ありがたいことに、自分の考えたことを書いているだけで、大したレポートもない、大した情報発信もしていないブログだったのに、面白いとか、毎日読んでますとか言って頂く機会もありました。

もちろん嬉しいコメントばかりではなく、時々厳しいご意見を頂くこともありました。でもそれは、一括りにせず一つひとつの内容を吟味して対応しておりました。自分の意図が伝わっていないと思ったり、読み手の方に誤解させてしまった際には丁寧に説明をさせて頂きました。「長文で気持ち悪い」といったようなコメントには、「そうですよね、私も自分で自分のブログを気持ち悪いと思いますので、お気持ちはよくわかります。本当にすみません」とお返事させて頂きました。

ただその中に、どうやって対応したらいいかわからないコメントがありました。それはたった一言、こういうコメントでした。

 『評論家気取りですか?』

評論家気取りですかと聞かれれば、「いいえ、評論家気取りじゃないです」と答えるしかありません。例えば、作品について点数をつけていたりとか、批判的なレビューを書いていたりするなら、そう言われても仕方がない。ただ私はそういうことはしておらず、自分の考えたことを書いているだけでした。それも別に無理をしてこねくり回して考察している訳ではなく、不思議と色々なアイデアが浮かんでくるのです。だから私にとっては、考えるというのは「作業」ではなく「自然発生」なんです。

それでも、なんと言うのかな、世の中には、長々と文章を書いているよりも、「楽しかった」「面白かった」っていう風にシンプルに感情を書いている方が、ピュアであり自然な行動だと捉える方も多いのだろうと知りました。それはわかるけれども、私の中ではその二つに差はなかったんです。だから、知りたかった。

逆に教えてほしい。

どうやったら、評論家気取りじゃない文章が書けるんだ。

 

 以前こちらで、「1番になれない人の物語」というのを書いた時に、少し触れたのですが、私の諸々の原点になっているのは吹奏楽なのではないかなぁと考えている今日この頃です。

mgmcnlife.hatenablog.com

別に大して上手でもなかったのですが、中高と6年間吹奏楽を続けてきた私は、その中でいろいろな経験をしてきました。特に印象に残っているのは、一見、音楽には関係なさそうな作業や練習方法です。曲の世界観を表現するにあたって、部員全体でイメージを共有するために、主旋律に歌詞をつけたり、曲がつくられる過程や作曲家の経歴を調べて発表したり。今でも覚えているんですけど、「フィンランディア」っていう曲をやった時は大変だったなぁ…。フィンランドがロシアに侵略され統治されていた時代に、その政策に対してフィンランド国民の怒りが爆発し、そこから壮大なフィナーレで歓喜へ向かうっていうことを表現した曲で……。

あ、すみません。どんどん話がズレていく。つまり私は、そういう経験を通して、「感じる」ことと「考える」ことの境目がなくなってしまったようなのです。そもそも吹奏楽でそうやって歴史や背景を考察するということは、聴く人の感性に訴えられる多彩な表現を身につけるためだと思うのですが、私の場合はいつからか手段と目的が逆になってしまって、「この曲で表現したいことはなんだろう」と、考えることの方が楽しくなってしまったようなんですね。それに気付いたのも最近なのですが。

だから、何を見ても、「感じる」前に「考えて」しまう。「考えるな、感じろ!」ってよく言いますけど、それってどうやってやればいいのって、ずっと思ってた。

 

約一ヵ月前、 9月16日に、DREAM BOYSの昼公演を見に行った。キスマイのコンサートに行く前にこちらに行ったので、玉森・宮田・千賀の3人を初めて生でお目にかかったのはこの時だった。加えて、初めて見に行ったジャニーズの舞台。目に映るもの全てが新鮮だった。私はそこでも「ユウタはこの時何を考えているんだろう」と登場人物の心情を図ったり、「この演舞ではこういうことを表現しているのかなぁ」とか「他の舞台とは違うジャニーズの舞台らしさとは何だろう」とか色々と考えてしまっていた。見ている間、頭がフル回転していたので少し疲れたけれど、もちろんそれはそれですごく楽しかったし、1部も2部も満足して見終えた。

本編が終わってSHOW TIMEが始まる。キスマイの3人は、濃いブルー地に、白とオレンジの模様がところどころに配置されている ジャケットを着ていた。なんかニモが泳いでいるみたいで可愛かった*1。曲はキミとのキセキ。舞台から少し離れていた席に座っていた私は、双眼鏡を千賀さんに向けて覗き込む。

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そこに映っていた彼の笑顔は、言い尽しようがないくらい本当にキラキラしていた。多分、ドリボ本編では、強気だったり挑発的だったり、カッコよくてキリっとした表情を見せていたことで、その落差で余計に笑顔がまぶしく映ったんだと思う。私の見える世界には、笑顔でキミキセの手振りをしている千賀さんしか映っていなくて、本当に素敵で、自分でもびっくりしたんだけど、幸せすぎてちょっと涙が溢れていた。本編では、チャンプが死ぬ場面すら一切泣かなかった私が!

なんで泣けたのか自分でもわからなかった。けれど、ただただ好きだと思った。ただただ幸せだと思った。キラキラ歌い踊るこの人のことを、ずっと見ていたいと思った。理由はわからないけれど。この時に初めて気付いた。千賀さんは、こんなめんどくさい性分の私に、「考える」より先に「感じる」を与えてくれる唯一の人だ。

正直に言って、なんで千賀担になったんですかって聞かれたら答えられないなってずっと思ってたんです。もちろん彼のダンスは好きだけど、正直私には全然ダンスの基礎知識がないから他のメンバーとの違いもあんまりわからないし*2。顔だってもちろんかっこいいけれど、私の本来のタイプかって言われるとそうでもないし*3。危なっかしい言動も、ハラハラしてしまう行動も、大丈夫かなって思うことも多くて、ハッキリ言って見てるだけで安らぎをくれるようなタイプでは全然ない*4

私には彼の何が好きなのか書くことができない。考えても考えてもなんで好きなのかわからないから。こんなんで好きって言っていいのかわからないなってずっと思っていたんですけど、でも好きなんですよね、見てると幸せだって思うんですよね。それでもいいのかなって思えた。

 

 

穏やかではない話題が彼の周りに漂い始めたのは、今月のはじめくらいからでしょうか。

最初は、ただの偶然に対してみんな騒ぎすぎだよ、って思っていたのが正直なところ。だから日を追うごとにどんどん話が大きくなっていったことにびっくりしてしまって、未だにあんまり気持ちがついていけていない。

結局今回の件で、一番難しいのは、これをどう捉えるかというのが人によって違うという、そこからズレがあるということではないかと思う。例えば、ツーショット写真が撮られてしまったというならもう決定的だし、もし恋人関係になかったとしても、そういう写真を撮られるということは自覚が足りない・もっと気をつけろと言われてしまっても仕方がないと思う。けれど今回って、彼と、相手方(名前を出すのも検索に引っ掛かりそうで嫌なので以下仮にAさんとしますね*5)のスマホケースが同じで、Aさんの撮った写真に彼かもしれない人が映りこんでいて…という、状況で。これをどう捉えるか。

私は、これだけで彼を責める気にはなれなかった。そもそも、その写真だって闇写?盗撮されたものだったわけだし、それを根拠にして、彼とAさんの画像を並べた検証画像とか作って、堂々と拡散されていく感じがなんというか信じられなかった。さらに日を追うごとに、ファンの中でも彼を責める意見が主流になっていく。自覚が足りない、裏切られた、応援している人を傷つけている…そんな辛辣な言葉が飛び交っている。

不快な思いをされた方がいらっしゃったらごめんなさい、こうやって思っていらっしゃる方のご意見を否定するわけではないんです。ただ、そういう意見が主流なのに、それに全く乗れない自分はおかしいのかなって思ってしまってそれがつらかった。加えて、「この状況で彼を擁護する方が盲目」みたいな意見を目にしてしまって大きなダメージだった。私は、別に「何があっても千賀さんのことを応援する!」と言えるような健気でおりこうなファンではない。そんなにピュアじゃない。真偽が曖昧な状況で彼を責めたくはないだけだ。だってスマホケース同じなだけで、本当に、本当に偶然かもしれないじゃないですか。これを根拠に、「自覚が足りない」とか「疑われることをする方が悪い」と言うのは、ちょっと厳しすぎるように私には感じられて。(こういうこと言ってるから盲目と言われるんでしょうけど)

さらに、私の「新規コンプレックス」が複雑に絡み合って、一層ことをややこしくする。そもそも私は以前から、とにかく自分が新規だという事実が何をしていても抜けなくて、私よりも昔から応援して来ている方のことばの方が、価値や重さがあるように思えてならなかった。特に、横宮二千のファンだとより一層。彼らが歌番組でもほとんどカメラに抜かれず、自分達のMVですら映らず、それを舞祭組として吹っ切ることも出来なかった頃から応援している方と比べたら、自分はそういう時の大変さを何にもわかっていない。だから、「今までずっと応援してきたのに…」っていう感じの言葉が加えられていると、新規コンプレックスが発動してしまって本当に苦しかった。……って、こういうのにダメージを受けちゃうなら、Twitter開かなきゃいいのにねぇ(笑)わかってるんですがやめられない。良くない。

そうですよね、そういう意見の方が主流になっているのは仕方ないことですよね、私は最近ジャニーズの世界に足を踏み入れたばかりで何も分からなくて、空気が読めていないのは私の方ですよね、あぁ、いい年して深く考えずに軽率にジャニーズの世界に足を踏み入れたりするからこんなことになったのかなぁ、でも毎日楽しいんだよなぁ、完全にジャニオタになるなんて無理だと思うけど、完全に一般人になることももう無理だと思うんだよなぁ、あぁ、もう、どうしよう、

……と、ぐるぐる考えていた時に気付いた。あっ、私考えてる、って。

考えるのやめよう。私はこの人の何が好きかすらわからないんだ。それなのに、もっと複雑なことを考えていたって仕方がない。多分答えは出ないし、他の人の考えを無理矢理自分のものにしようとしたってきっとできない。それなら、自分の感じたことを軸にしようと。

笑顔でキラキラと歌い踊る千賀さんが大好きです。バラエティでちょっと空回りしつつも頑張ってコメント残そうとしている千賀さんが大好きです。ハードなスケジュールの中でも弱音を吐かずに頑張っている千賀さんが大好きです。だから、もし、お仕事やパフォーマンスで手を抜いていると感じられた場合はちょっと…いろいろ身の振り方を変えるかもしれないけれども、とりあえず今は、目に見えるところで全力を尽くしてくれれば、それでいいです。

こんなめんどくさい私に、考える前に感じさせてくれるアイドルは、

いまのところ、世界であなたしかいないから。

 

 

アイドルの熱愛疑惑って本当に大変ですね。今回身に染みてわかりました。正直、本人が本当に付き合っているかどうかなんてもうどうでもよくて*6、それよりも、異なる意見を目にした時の自分の気持ちの持ちようとか、自分のスタンスを確定させなければしんどくなる感じとか、クズみたいなゴシップサイトにあることないこと書かれたりとか、Googleで「Kis-My-Ft2」って検索しただけでクズみたいなゴシップサイトのクズみたいなタイトルが目に入ってきてしまってダメージを受けたりとか、そういう周辺のことの方がよっぽど大変なんだということが、本当に、本当によくわかりました…勉強になります…(←なんの)

今回、この文章を8割方くらい完成させたところで、いつアップするかずっと迷っていました。毎日毎日状況が変わるし、落ち着いてきたところでぶり返すのもどうなのかなって思っていたし。また来週になってちょっと大きく動きそうな案件がでてきたから、それが終わってからにした方がいいかと考えたんですが、でも今の気持ちをとりあえず形として残しておく方がいいのかなと感じて今日完成させちゃいました。これからいろいろあると思うけれど、迷ったらここに戻ってくるということで。

とりあえず、本件に関しまして私がここに書くのは最初で最後

……に、したい、と、思っている所存です(苦笑)

 

*1:ファッションに対するこの絶望的なセンスの鈍さ、すみません・笑

*2:ひどい

*3:ひどい

*4:ひどい

*5:本当はSさんにしようかなと思ったけれど千賀さんもSだからややこしい、ってそんな話はどうでもいいですね

*6:ひどい

2015 CONCERT TOUR 『KIS-MY-WORLD』 ~9/20 @東京ドーム 雑感~

そもそも更新が遅いのに加えて、名古屋も追加になったから状況が変わったし、さらにここ数日の諸々の騒動もあってもはや完全に空気が読めてないタイミングなのですが、今更ツアーの(仮)オーラス、9/20東京ドームの感想を書いてみたいと思います。主な感想は9/18の方に書きましたので、今回はこの日だけの変更点や、また見る席が変わったからこそ思った感じ方の違いを中心にしたいと思います。ちなみに、9/18の分は最初にアップした時、アンコールの感想を書き忘れるという信じられないミスをしていたので追記しました。よろしければそちらもどうぞ。

 

mgmcnlife.hatenablog.com

 

 

この日はバクステ付近、1階スタンド上段で入らせていただきました。キスマイ様の視界に入るような席ではなかったけれども、バクステのほぼ正面だったので、全体が見渡せて、コンサートの全容を知るには最高の席だったな。

 

オープニング(4th overture) ~ Brand New World

不思議と、アリーナにいた時よりもこの席で見ている時の方が、本当に高いところまで上がってるんだなーってことがよく理解できた。鮮やかなメンカラの衣装がとてもよく映えるなぁ。そしてやっぱり画面が7分割になるところ一番高まる。かっこいい。

 

Kiss魂

私の持っている双眼鏡でメインステを見ると、メンバーの表情まではわからなかったけども、7人がすっぽり入るような大きさだった。私はKiss魂とかブランニューとかのマルチアングルをALLにして、全員のダンスとかフォーメーションを見るのが大好きなので、手動ALLマルチアングルでひたすら7人全員を見ていました。モニターを見た方が見やすいだろうなとは思ったんだけど、それはきっとDVDでも見れるからねぇ。

この日はなにはともあれ北山ですね!最後の「キッスダマシイ~♪」のところ、

「キッス……」

で止めるという!ブランニューで全員が登場した時もあまり歓声をあげずに意外と冷静に見てしまった私だけど、ここでは自分でもびっくりするくらいキャーキャー言ってしまった。周りもすごかった。大げさじゃなく、東京ドームが歓声で揺れた。きっと、FNSの評判がすごくよかったことも分かっていたんだろうね*1。こういうパフォーマンスを狙い撃ちで最後にやってしまう感じ!この溢れ出る自信たまらない!

 

Everybody Go

運命ガール

ローラーで、電車ごっこのように一列になってみんなで滑ってバクステに向かってくる7人が本当に可愛すぎて気を失いそうになった。表情は見えないけれど、あえて双眼鏡をはずして肉眼で7人の姿を。もー可愛い可愛い。最高にキュートだった。

 

FOLLOW

Luv Sick

18日はほとんど何やってるかわからなかったので、この日やっと全容がわかった。後ろのLEDパネル?みたいなのを使って、かなり大がかりな映像演出があったんだね。

 

Another Future

すごい個人的事情なのですが、センステだと私の位置&私の双眼鏡の性能からだと微妙に7人収まりきらなくて、あえてギリギリまで後ろに下がって見ようとするなど一人で試行錯誤していました(笑)

 

if

冒頭、ピンスポットで照らされた玉森のセリフの後に、柔らかくふわっと両手を広げるようにすると、横の花道に広がったメンバーのスタンドマイクがライトアップされる。その様子がまるで魔法使いみたいでとても美しかった。青と白でツリーのようになっているスタンドマイクの電飾もきれいだったなぁ。

ところで私、18日の感想に

 

仕方ないんだけども、この曲をこのガツガツ系衣装で歌うのはどうなんだろうか…せめてなんかジャケット羽織る的な…。

2015 CONCERT TOUR 『KIS-MY-WORLD』 ~9/18 @東京ドーム 雑感~ - 重箱のすみ

 って書いていたんですが、実は後からコンサートレポが載っている各種雑誌を見て知ったんですが、ノースリーブの衣装だったのって千賀だけだったんですね!?他のメンバーはみんな、シルエットや装飾は微妙に違うけれど黒のジャケットを着ている。本当にこの曲では千賀しか見ていなかったからわからなかった(笑)。そっかー、他のメンバーを見ていたらもう少し衣装に対する思いも違ったかもしれないなぁ。

そしてさらに、他の方のレポで、「サビでは中央のモニターが7分割になっている」っていうのを拝見してびっくり!そうだったんですか!?千賀しか見ていなかったからわからなかった!(2回目) えー、それだったらモニター見ればよかった…私、モニター7分割担です……*2

 

君に会えるから

 スタンドから見ると、本当にメンバーカラーにきれいに分かれているのがよくわかりますね。綺麗でした。

BE LOVE

 改めて見てもすごいコントでした(笑)

大きな中央のモニターに冒頭のBL漫画が映し出された様子を遠くから見て、もう最初から笑いが止まらなかった。本気で「きゃー><」っていう歓声をあげているファンの方々に申し訳ないくらいずっと面白かった。一番面白かったのは、「裕太、結婚してください」の後、赤いカーペットが敷かれて宮玉はそこをバージンロードのように歩いて行くんだけど、その赤いカーペットを敷いているJr.の子が全速力で走っていたところ(笑)。こんな茶番につきあわされながらも全力で、こんなシュールな光景なかなかない。超面白かった。

とはいえ、やっぱり二人の立ち姿は王子様だった。そして会場を埋め尽くす黄色と紫のペンライトがとっても綺麗で、ディズニーの世界にいるようなファンシーな気持ちになりました。そういえば、Kiss魂のMVメイキングで千賀が、「宮田はファンタジーなんだよ」って言っていたよね。

 

わんダフォー

これもやっぱり引きで全体を見ると面白くて仕方がなかった。だいたいなぜ小屋をぶっ壊して空を飛んでまで骨を追いかけるのか。しかもそこまでして追いかけた骨を客席にあげてしまっていいのか。さらにその言い方が2人(2匹?)ともおかしい。わたは「ボクノ、オヤツ、アゲルー」となぜか片言だし、たいは「骨欲しい人ー!!」とオス全開の言い方だった。それまでぶりっこ全開の表情を作っていたたいの言い方、あれでいいのか。本当に面白かった(笑)

 

Shake Body!!

 バクステ側だと千賀の高速ダンスが正面から見れるので嬉しかったー!双眼鏡を使っても表情はそんなにはっきり見れなかったんだけども、テンポがどんどん速くなっていくところで一回強気に笑ったような表情になったところがあって。あー私、この人のこういう笑顔好きだなーって思った。苦しくなるほど、楽しくなっているような顔をするんですよねぇ。

 

SHE! HER! HER!

キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~

自分の位置と双眼鏡の性能を考えながらなんとかしてALLマルチアングルにしようと試行錯誤した2曲。

 

LUCKY SEVEN!!

 Ki:ただいま成長期待ち!

S:どーもー千賀でーす(キリッ

M:宮汁ブシャー!!

Y:いーねっ!!

F:ハハハハッ!(笑ってる)

T:刈り上げました!(自分の襟足を見せながら)

7:引く5で二階堂だよ!

この「引く5」のジェスチャーが前に見た時よりわかりやすくなってた気がします。可愛かった。

 

Summer Lover

 

【MC】

箇条書きでいきます。口調とか語尾とか全然違うと思うので、内容だけニュアンスで感じ取って頂ければ。

  • MC中にプロテインを飲んでいる玉森。普段こんなに運動することないじゃん、だから…と言っていると、「ライブをトレーニングの場にするなよ!」という宮田。それに対して「は!?」の一言で反撃する玉様。
  • 北山「宮田って時を止めるセンスあるよね」
    宮田「自分でわかってる」
    にか「直そうと思ってんの?」
    宮田「思ってるけど…特に何もしてない」
    にか「してないのかよwwwテキトーな返しすんなよwww」←超笑ってた
  • 北山「このツアー中に色々なことがあったんですけど、一個エピソード言ってもいいですか。昨日、千賀さんがアイラインをひいてたんですよ」
    (この時千賀さんのテレ笑いの笑顔が!超!可愛かった!!)
    北山「アイライン引くって完全に(男女の)グレーゾーン超えちゃってる」
  • 北山「ダメですよ、顔が濃いんだからアイラインなんて。2丁目在住ですか?」
    千賀「みんなやってるからやりたかったんだもん…でもオレ、引いちゃダメな人なんだなってわかった。塗りつぶしちゃダメだ」
    宮田「塗り絵みたいになっちゃう」
    北山「…塗り絵ってなんですか?」
  • 北山「あと、ツアー中に二階堂さんのドッキリもありましたね。本番中でも楽屋でも」
    宮田「今日本番前に二階堂に、『宮田のドリンク楽しみだな~』って言われたからドキドキしてたの。でも何もなかった。オレだけ逆ドッキリみたいな」
  • にか「今日、宮田さん大遅刻です」
    客席\えぇぇー!!(驚きと非難)/
    横尾「いや、前のお仕事があって、渋滞にハマっちゃったんですよね」
    客席\えー/
    千賀「今の『えー』は何? 宮田にソロの仕事がある訳ないっていう意味?」
  • 宮田大遅刻について、
    にか「あえて、誰もそのことに触れないっていうね」
    宮田「誰にも何も言われないから、一人でご飯食べてました」
  • 北山「玉森さんはどうですか。今回、宮田さんと結婚式してたけども」
    玉森「そうだね。10回やったのかな?」
    北山「すごいね。海外のセレブみたい」
    玉森「結婚式も今日で終わりか~」
    北山「じゃあもう離婚じゃない?」
    宮田「離婚!?」
    玉森「お前、ノってくんなよ~」
  • 北山「あと、どうですか。地方とかも行ったけども」
    玉森「そうだね~、人がいっぱいいたね」
    この玉森さんのコメントに勝てるメンバーがいるだろうか(笑)最強すぎてつらい(笑)

宮田大遅刻の話の時、客席が「えー!?」ってなった後、普通バラエティだったらもうちょっと宮田を泳がせてから「本当は違うんだよね、仕事だったんだよね」ってなるのがセオリーだけど、そういうのを無視して、客席の引き具合を察知して瞬時にフォロー入れた横尾さんがとてもとても横尾さんだなと思いました。

そして、宮田に対してあえて誰もイジらないというノリをしてしまうキスマイってまったく意地悪だなぁって(笑)。そんな、表でやるようなノリを裏でやらなくてもいいじゃんと思うけど、その「誰にも触れられなかった」という事実を舞台上で昇華してみんなで笑い合うのも、なんだかキスマイらしいのかなぁと思いました。裏のどんなことも、表で昇華されてこそだという感じがね。

 

そして、このあたりで、客席の一部がざわざわし始める。さらにすごい歓声で「キャー!!」と沸き始める。けれども、モニターは切り替わらずに状況がわからないので、しばらくは会場のほとんど、そしてキスマイ7人も何が起きているのかわからない。7人は「なになに?どうしたの?」、北山は「セクシーゾーン?さっきセクシーゾーンいたよ?」なんて言っていた。

モニターの映像が切り替わると、なんと客席に乱入していたのは、中居正広ー!!

  • スルメさんという、アイドルオタクのキャラの衣装&メイクで、アリーナを歩き回り号外を配り始める中居。その新聞には「舞祭組アルバム発売決定!」と書いてある。メンバーも知らなくてパニック。アイドルオタのスルメさんは、舞祭組のプレミアムファンクラブに入っているからこの事実を知っていたらしい(笑)
  • 落書きされたメンバーのうちわを出すスルメさん
  • スルメさんは「私ですね…スルメと申します…」という自己紹介をひたすら繰り返し、詳細は語らないまま帰っていく。ハケる直前に
    中居「私ですね、スルメと…」
    宮田「それもう3回目ですよ」
  • 「アルバム発売」以外何もわからない。
    千賀「ソロとか…?」
    横尾「アルバムってことは…ライブ…?」
    と盛り上がるが全て憶測。
    宮田「今、オレらが知ってる情報とみんなが知ってる情報、全く同じだからね」

スルメさんもただのファンクラブ会員だから、詳細は知らないということだそうです(笑)。

この時の会場の雰囲気、すごかったなぁ。みんな何が起きているのかわからなくて、ざわざわが広がっていく感じ。事態が飲み込めた人から歓声をあげる。もちろん号外を取れる位置にはいなかった私は、その内容を早く知りたくて、でも全然号外がモニターに映らないからわからなくて。そして、確かスルメさんがメンバーに渡す時になって、ようやくその文字が読み取れた。そこに「舞祭組アルバム発売決定」って書いてあって。正直に言うと、そんなに喜んではいない自分がいた。色々な思いがあって複雑だった。けれど、メンバーがみんなあんなに嬉しそうなら。これ以上のことは、作品を手に取ってから書くことにします。

それにしてもこの、「今この場でメンバーと一緒に新しい事実を知る」感。歴史が動く瞬間に立ち会えたことは、本当におおげさじゃなくずっと忘れない出来事だろうなと思います。

 

  • 舞祭組は次の曲の準備のためハケる。藤北玉3人のトーク。北山のドラマ告知の後、
    客席\チビー!チビー!/
    北「オレが小学生だったらPTAに訴えてるからな!」
    藤「みんなすげー言ってくるね(笑)」
    北「最初の『チ』が聞こえづらいからずっと『ビー!ビー!』って聞こえる」
  • 北「朝起きた時はもっと(背が)高いの。でも次第に重力に負けてこうなるの」
    玉「重力には勝てないもんね、地球にいる限り」
  • 北山が舞祭組の曲のあおりを…と言いだすと、2人で1つのカゴを持って帰ろうとし始める玉ヶ谷。それを見た北山、
    北「はじめてのおつかいみたいだな!それにしてはジーパンボロボロだな!!」
    そのフリに乗って、はじめてのおつかいの曲を歌いながら歩き始める2人(笑)
  • 北山が「はじめてのおつかいといえば泣くシーン」と言うとそれに乗って泣き始める玉ヶ谷。「あとちょっとだよ、がんばろーね」などと言う2人(笑)
    藤「(泣きながら)煽りとかできないよ…強い言葉とか言えない……」
  • 玉森発信で、「じゃあ3人でやる?」ということに。
    玉「(玉)一言、(藤)一言、(北)最後ね」
    藤「いや、(玉)飛ばして、(藤)飛ばして、(北)最後がいいんじゃない?」
    徹底的に2人にいじられる北山さんでしたが、幸せそうだったので何よりです(笑)

 

舞祭組コーナー(棚からぼたもち→てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ)

詳細は、わからない。だからあまり憶測で物を言うのもよくないかもしれないけれど、私が見て、私が感じたことを書いてみようかなって思う。

棚ぼたの冒頭は、いつもと同じように楽しんでいた。いつもと違うことが起きたのは、サビに入ってからだった。

……あれ?ニカが歌うはずのパート、千賀さんが歌ってる…?

千賀の歌声は、ちょっと音程がブレちゃうこともあったけれど、違和感がないくらいの自然さだった。もし気が抜けていたら気付かなかったかもしれない。それくらい自然だった。だから私は作品としてのクオリティに文句をつけるつもりはないけれども、とにかくびっくりして動揺してしまった。19日から棚ぼたの師匠のソロパートが復活したそうで、私は初めてそこを聴けて嬉しかったんだけれども、それよりもニカには一体何が起きたのか不安で、そのことで頭がいっぱいだった。サビでもマイクを口に当ててすらいなかったし。そしたら、2曲目のてぃーてれの冒頭の二階堂のソロも千賀が歌っていて、ますます勝手に心配になってしまった。

結論から言うと、この日はおそらくイヤモニのトラブルで、歌える状況になかったんじゃないかというのが多くのみなさんの考えのようです。てぃーてれの最後に二階堂は、マイクを口に当てて、ちょっと曇った笑顔で「アルバム買ってください!」と言っていたからだ。声が出せなかったわけでもなく、マイクがきかなくなってしまったわけでもないから。(だけど私は、見ている時点ではそこまで頭が回らず、何かのきっかけで歌えないほど喉がやられてしまったのではないかと思ってしまっていた。)

きっと、トラブルが発覚したのは直前で、千賀が歌うことになったのも直前だったんだろう。けれどそれを全然感じさせない出来だった。何があったのかはわからないけどもニカ千は、4人は、何かあった時に何でもないことのようにフォローしあって、助け合って、そうやって進んできたのですよね。それを改めて感じた。

けれどきっと、二階堂にも千賀にも、理由はともあれ一番いい状態でのパフォーマンスができなかったということに対する悔しさはあったように感じられて。千賀が二階堂のてぃーてれのソロ(サビのところ)を歌ってる時、なんていうか笑顔がなかったのがすごく気になってしまって、何だか辛そうに見えてしまって。大丈夫かなぁ…と思っていたら、最後にスルメさんが乱入してきて、やっと笑顔になって、あなたのその顔が見たかったのだよー!と思ったのだった。

あとこれは、ただの千賀さんの可愛いところ報告です。

Twitterとブログの人格が違いすぎ問題すみません。

 

アゲてくぜ!

舞祭組のことが色々と心にひっかかりながらも、全力でC&Rをやっていました。本当にいい曲だよなぁ改めて。

二階堂は途中出てこなかったり、「サゲてくぜ」のゲーム中もあまりガヤを入れてなかったり…もしかしたら少し落ち込んでいたのかもしれない。けれどそういう時も、「サゲてくぜのゲームで二階堂の代わりに北山宮田が率先して「これくらい余裕ですよー!」などと声を出して盛り上げていたように思える。誰かに何かあった時も、当たり前のようにフォローしあってそこを埋められるところが、言葉で仲良しアピールするのを見ているよりもずっと絆を感じます。

あと、ただただ地味に失敗した横尾、藤ヶ谷、あとで職員室に来なさい。

 

【キスマイフェアリー(大喜利コーナー)】

「寝起きの悪い僕に彼女が激怒。それに対してときめく一言」
玉森『あー、寝起き悪くてごめんごめん。今夜抱くから許して』
ドームは悲鳴に包まれ大荒れの中、
宮田「じゃあ次、わったー!」
横尾「オレこの後やんの?」
玉森様があんな答えを出してしまって、もうこれ以上の答えはないだろうっていう時に出ていく横尾の「この後やんの?」が、この日の全MCと全フェアリーの中で一番面白かった。不憫すぎて(笑)あー楽しかった(笑)

 

ドキドキでYEEEAAAHHH!!

この曲をこうやって大勢の人と一緒に聴けるのも最後なのかなぁと泣きそうになりながら、C&Rを声が枯れそうになるくらい全力でやった。この曲が終わったらあとはフィナーレまで勢いよく駆け抜けていくだけなので、まさに祭りの終わる直前の花火のような、そんな切なさに支配されました。

 

【フェアリーVTR】

 

Kis-My-Venus

冒頭、巨大なセットの一番上にかたまってダンスもせず7人で歌っている姿は、なんというか贅沢な使い方だなぁと思っていた。けれども、それがまたいい。圧倒的なパワーを感じさせられる。そしてこんな6人を率いて、

『きっと誰だってわかってるそうだろ? 有り得ない事などこの世では起こらない』

って歌う北山の説得力と言ったら半端ではない。実際に、道なき道を進み、どんなことにも挑戦し、その過程であらゆる人を味方につけてここまでグループが大きくなった。「有り得ないことなどこの世では起こらない」ってフレーズの通り、自分達の努力で「ありえないこと」を「ありえること」に変えてきた人達なんだ。

 ……あんまり、過剰な深読みはよくないと思うし、過去を何にも知らないくせに偉そうなことを言うべきではないということもわかっている。けれど、やっぱりアイドルの醍醐味ってここだと思うんですよね。「この人達が歌っているからこそこの歌詞が生きてくる、この歌詞が信じられる」という、実感。

アイドルに何を求めるかは人それぞれだと思うけれど、私はなんていうのかな、キスマイに彼女扱いしてほしいような願望はなくて、キスマイと一緒に戦いたいんですよね。仕事が本当にしんどい時にキスマイを好きになったので、この人達の戦っている姿にパワーをもらって、わたしも社会の荒波の中を生きていこうと思ったから。テレビのバラエティでは親しみやすいお兄ちゃん的雰囲気を出しているところに惹かれつつ、でもやっぱりガツガツしてるキスマイについていきたいなって思います。

 

Halley

WANNA BEEE!!!

 

Double Up

わからないけれど、二階堂はこの時にもまだ諸々を引きずっていたように私には見えて。もともと、伏し目がちでセクシーにパフォーマンスをするのがこの曲の二階堂のテイストではあったけれど、それにしても18日に見た時よりも、表情を見せる機会が少なくなってしまっているように感じられた。

バクステで、一瞬音が止まって、2人で「れっつどぅーいっ!」のところ、二階堂はそんな感じで伏し目がちなのに、千賀はカメラ目線で満面の笑顔。何かしらトラブルはあったんだろうけど、それを打ち消すくらい本当に楽しそうだった。あぁ、私は、この人の笑顔に引っ張られてドームまで来ちゃったんだなって、思った。

 

証 ~ FIRE!!

実は、アルバムを聴いていた時からずっと、この「証」が、私の中でどうにも響かない曲だった。いい曲だなぁとは思う。綺麗な曲だなぁとは思う。ただなんというか、どう解釈したらいいのかわからない部分が多かったのだ。

証 - 北山宏光・藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2) - 歌詞 : 歌ネット

普通に考えたら、付き合い始めてしばらく経ったカップルの男性が、彼女に対して「これからもずっと一緒にいるよ」という歌のはずだ。けれどもちょっと変だ。だって、最初のサビで「君を守っていく それがすべて」と言っておきながら、後半では「一人で悲しみに埋もれながら 泣くしかない日々がこの先訪れるかも」と言っている。えっ?ずっと守るんじゃないの?なんで彼女一人で泣いてるの?行けばいいじゃん彼女のもとへ??

でもその疑問が、この日の藤北のパフォーマンスを見てハッキリと解消された。そうか、これをカップルの曲だと思うからよくわからなかったんだ。これは、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷と北山から、ファンに向けた曲だ。「君をずっと守っていく」という決意は揺るがないけれども、いつでもファンのそばにいられるわけではない。だからこそ、彼らは走り続けるんだ。そして距離は離れていても、ファンのことを支え続け守り続けてくれるんだ。……違う解釈の方がいらっしゃったら押しつけがましい感じになってしまってなんかすみません。あくまで一意見ですが、私としてはこの曲をこうやって解釈するのが、一番腑に落ちました。

 「一人で悲しみに埋もれながら 泣くしかない日々がこの先訪れるかも

 そんな時共に笑った日々の記憶が 背中を押せるかな」

 これを歌いあげる藤北の覚悟はどれほどのものだろう。

私はそんなことを考えながら、赤とピンク色のペンライトの海をぼんやり見つめていた。一人で悲しみに埋もれることがあったら、私が思いだす記憶はこの光景だなぁと思いながら。

 

Hair ~ FIRE BEAT ~ ETERNAL MIND

この流れをバクステ側から見るっていうのがもう、贅沢すぎて最高でした。強そうなキスマイがどんどんこちらに向かって来てくれるんですよ!(←頭悪そうな感想)

しかしとにかくエタマイがカッコよすぎて言葉がない。何回も言ってることとほぼ同じ感想になってしまいますが、キスマイは親しみやすい近所に住んでるお兄ちゃんみたいな感覚で、だけどそんなの勘違いだって、圧倒的な迫力で距離をぐっと引き離される感じ、彼らにくらいついていかないと振り落とされそうなその感じが、すごく好きです。

 

サクラヒラリ

エタマイ終わった後、バクステからセンステに歩いていくキスマイ、めっちゃ怖そうなのに、曲が始まったら別人のような印象になるの最高です。あと北山がペンラの説明してる時、はぁはぁ言いながら説明してるのも最高です。こういうところこそVTRでもいいのでは(笑)。ペンラの海、すごくきれいでした。

 

KISS&PEACE

ピアノのイントロが流れて、モニターには千賀さんの描いた可愛い絵が映し出されて。メンバーはメンカラのカウボーイハットかぶって。ファンのみんながペンライトを振って、好きだよってことを表現していて。会場全体が温かかった。

気付いたら涙がこぼれていた。こんなに愛に溢れた空間に自分がいられることの嬉しさと、それがもう少しで終わってしまう寂しさと。

ここに来ることができて良かったです。

それが全てです。

 

アンコール

やっちゃった!!&Thank you じゃん!

 

ダブルアンコール

光のシグナル・Shake It Up・アイノビート

 

トリプルアンコール

Good-bye, Thank you

この曲を生で聴くことができて本当に嬉しかった……。ありがとう…さよならよりありがとう……。

 

 

ここで言うことでは、ないかもしれないんですが。

私、キスマイのことがずっと好きじゃなかったんです。原因は色々あるけれど、やっぱり一番は、SMAPのバーター的売り出し方がSMAPファンとして嫌すぎたこと。こんな戦略に乗るものかと意地を張ってしまっていたんですね。共演がどんどん増えてきて、まるでステルスマーケティングのように感じられて。昔の私には、SMAPを使ってキスマイを売ろうとしているようにしか見えず、私はそんなステマには引っかからないぞと。好きになるものかと思っていたんですね。キスマイがどういう人達なのかは知ろうとせずに。そうやって、彼らをシャットアウトしてしまった時期がとても長い。本当は、私が無駄な意地を張らなければ、もっと早く出会えていたかもしれないのに。

冒頭のブランニューワールド、はるか高いところに舞っている7人を見ながら、やっと会えたねって、胸がいっぱいで泣きそうになっていました。キスマイを好きになるまで散々遠回りしてきて、詳しく知りもしないのにイメージで彼らを嫌ったこともあって。そういう日々を後悔するけどでも、今、出会えて良かったなぁ。

こんなにハマるのわかってたならもっと前から好きになりたかったって今まで何百回も思って、彼らの歴史を何にも知らないくせに好きと言っていいのかと引け目を感じて、好きでいることがつらいなとポロっと思っちゃったこともあって。けど、そういう面倒くさい想い全部吹っ飛ぶくらい、幸せだったなぁ。

 

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一人で悲しみに埋もれながら泣くしかない日々には、この日のことを思い出します。

さよならよりありがとう、本当にありがとう。またすぐに会いに行けますように。

 

 

2015 CONCERT TOUR 『KIS-MY-WORLD』 ~9/18 @東京ドーム 雑感~

生まれて初めて、ジャニーズのファンクラブに入って、ドキドキしながら自分でチケットを申し込んだ。振り込め用紙も、抽選確認の電話も、自宅に届いたチケット入りの青色封筒も初めて。まず、ちゃんと申込方法が合っていて(笑)、チケットが当たっただけで嬉しかったので、席はあまり気にしていなかった。どんなところだったとしても、その場なりの楽しみ方があると思うし。最初からあまり高望みしてはいけないよね。そう思って、その封筒を開けて中を見ると、そこに入っていたのはなんと、アリーナDブロックのチケットだった。

手が震えて青色の封筒を取り落としてしまった。そんなベタなことをやってしまうなんて自分でもびっくりだった。こんな機会が初めてのコンサートで訪れるなんて。嘘みたいなこともあるものだ。ビギナーズラックの極みに本当に感謝。今後生きているうちにアリーナに入れる機会がまた訪れるかはわからないけれども、今まで以上にしっかり仕事にも取り組み、日頃の生活で人として恥ずかしくない振る舞いを心がけ、そういう良い行動を積み重ねていく中で、また良い席を引き寄せられる運を呼んでいきたいと思いました。

謎の決意表明から入ってしまいましたが、そんな訳で初めて行ったキスマイコンサートの感想を書きたいと思います。ただ相変わらず、何もわからない超新規が適当なことを言っているだけなので、最初数行お読みになって「なんだこいつ気持ち悪い」と思われた方はリターンプリーズです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

オープニング

ピエロが登場。キスマイワールドへ行くための扉があるが、鍵がかかっていて開かない。光の鍵が必要らしいぞ、となって、鍵型のペンライトを客席が振ると「パワーが集まってきた!開くぞー!!」と言ってOPVTRスタート。

VTRの曲はアルバムに入っている4th Overture。英語のセリフもそのまま、モニターには日本語訳が出る。内容はこれですね。

BLOG | Kis-My-Ft2 Official Website

メンバーは森の中で、ハリーポッターに出てくるようなマントをつけている。フードをかぶって顔が見えなくなった状態でVTR終わり。

 

Brand New World

VTR終わり、メインステージにVTRと同じ衣装の7人が現れるけれど、そちらはダミー。本物のキスマイは曲が始まると同時にバクステに登場。フライング。そこから少しバクステに移動し、戻ってそのままメインステへ。衣装はメンカラでキラキラしてる。

自分の頭上を通って、はるか高い所を移動していく姿は圧巻の光景だった。テレビの向こうではなく、同じ空間にいるのに、でも私は一生ドームでフライングすることはないので*1、こんなに近くにいるのに違う世界に住んでいる人達なんだって感じさせられた。でもそれが悲しいとかじゃなくて、その違いを見せつけられた感が嬉しかった。登場した瞬間から、紛うことなくスーパーアイドルだった。私はそれを見ながら、なんか、「やっと会えたなぁ」って胸がいっぱいになっていた。

大サビで、画面が7分割になって全員の表情が映るの、なんかすーっごく好き。「私は他の誰でもなくこの7人についていくことを選んだんだ!!今から始まるぞーー!!」ってテンションが一層高められる。大サビの曲の、ピコピコ音もあって余計にテンションが上がった。

 

Kiss魂

メインステージ。ふと冷静になって考えてみれば、私がキスマイを本格的に好きになってから今までの期間で、発売された「シングル」はこれだけだった。私は他のシングル曲は、後からCDを買ったり借りたりして情報を追っていたので、音楽番組で披露されていたり、CMで耳にしたりと、「リアルタイム」で一番聴いた機会が多かったのはこの曲だ。過去を遡る作業には、その当時の風景が付随しない。けれど、リアルタイムで追えた曲を聞くと、その頃の風景も一緒に思い出となって残る。そわそわしながらCDを予約したこと、結局キスショ盤以外全形態買ったこと、CMが流れると嬉しくなったこと。他のシングル曲は違うけれど、この曲だけは昔のファンの方と同じように、リアルタイムの彼らの姿を追うことができたから思い入れも深い。それが目の前で披露されているという嬉しさがあった。

あと、2番はやらなかったけれども間奏は普通のテレビサイズより長かったので、手を「パパン!パン!」ってやってターンするところもやってくれて嬉しかった(深刻な語彙不足)。あと、メンカラのキラキラした衣装がこの曲の派手な感じにとてもよく合う。

 

Everybody Go

ローラーで自由に外周を滑りまわる感じ。アリーナで埋もれ気味、しかもメンバーの動線がわからないので、必死に千賀さん探しているうちに終わってしまった。でもC&Rは楽しかった。きすまいごー!きすまいごー!

そして何を今更感が強い話をするのですが、ローラースケートって、本当に、速いんですね…!縦横無尽にドームの外周を滑って行く7人は本当にかっこよくて、颯爽としていて、そして速すぎて双眼鏡が追い付かず、今どこにだれがいるのか全然わからなくなりました(笑)

 

運命ガール

自分のすぐ近くを!ローラーのキスマイちゃん達が一列になって滑って行くっていうこの感じ!贅沢すぎる!この曲は主にバクステでやっていたのであんまり見えず途中から後ろのモニター頼りだった。でも可愛かった。

 

ここで今回のテーマの「鏡の中の世界」を意識した演出のダンスパート。メインステ中央で踊っている北山の後ろに5分割された映像。北山の後ろ姿を映し出していて、5面の鏡を表現している様子。拳を振りかざすようにして鏡を割るとヒビが入る(ように画面が変わる演出)。その後、玉森→藤ヶ谷と踊って行くんだけど、藤ヶ谷の時にはもう画面にめっちゃヒビ入ってるような映像になっているから、藤ヶ谷の姿があんまりモニターで分からなかったのがちょっと残念…って演出上仕方ないけど。そしてすっごい素人丸出しの意見で申し訳ない(笑)

 

FOLLOW

カッコよかったー!ガツガツ踊る系の上に、セクシーな振りもところどころ入っていてドキドキ。っていうか1番のサビ前の「Follow me」って千賀さんだったんですね…!?ずっと北山さんだと思っていたよ!?ここはあまりの色っぽさとカッコよさに自制がきかず絶叫してしまった。あと最後、千賀の「Go for the GLOW Now follow… follow…」と、藤ヶ谷の上歌ってるところと、全員の「In the…」のサビと、っていう3つのパートが重なり合うところがたまりませんね。それぞれが自分の役割を果たすことで一つの作品が完成する感じ。

この曲は千賀振付のようで、そして今回のツアーのパンフレットで二階堂が「千賀のダンスって音の取り方が千賀らしい」と言っていたのを読んで、あぁ…そういうことがわかったら千賀さんの魅力をもっと理解することができるんだろうなぁ…いいなぁ…、と勝手にちょっと切なくなってしまった。でもほんと素人の意見で申し訳ないんですが、「何がRight 何がWrong 決めるの It's YOU」のところで手を顎に当てて2回うなずくようなフリは好きですごく印象に残ってます。 

 

Luv Sick

ここほぼモニター頼りであんまり記憶が…。途中で縦の花道を通ってセンターステージに移動。

 

Another Future

この日はセンステが一番近かったので*2、必死に双眼鏡で千賀さんを追っていた。この曲はやっぱり藤ヶ谷・千賀の「そのイノセンス」のところが個人的見どころ。

あなふゅー→次のifのために横の花道に移動。その時、なんか客席のうちわを見て笑顔になっていたようで、でもifが始まった時しっかり色っぽい表情作っていたのがかっこよかった。

 

if

仕方ないんだけども、この曲をこのガツガツ系衣装で歌うのはどうなんだろうか…せめてなんかジャケット羽織る的な…。イメージとしては、さんきゅーじゃんの赤いジャケットに細いタイみたいなあーいう感じで見たかった気が。

ちょっと遠かったけどずっと双眼鏡で千賀さん。手のしなやかな動きが美しい。

 

君に会えるから

私はこの曲が大好きで、でも新春に行っていないので、この曲を生で聴けていなかった。だからぜひ聴きたいと思っていたので嬉しいんだけども、でももうちょっと落ち着いた雰囲気で聴きたかったなぁというのが本音のところ。外周へ手を振りながら移動するので、みんなキャーキャーザワザワなってしまって、曲の雰囲気が崩れる…。でもサビは落ち着いてしっとりと仕上げてくれたので、まぁ良かったのかなぁ。

確かこの曲だったと思うんだけど、北山が縦の花道を通る時、アリーナをすごいしっかり見て、左右に「あぁありがとうございますペコリ」「あぁぁこちらもありがとうございますペコリ」って感じで、笑顔でぺこぺこしてて超可愛かった……。そして私は「こんなにメンバーがしっかりと客席を見るんだ!?」ということにまずびっくり。

 

BE LOVE

いやー、壮大なコントだった。素晴らしく壮大なコントだった。

とりあえずまず情報量が多すぎる。公式のBL漫画がスクリーンに大写しになり、玉森をあすなろ抱きする宮田の写真が大写しになり、本人達は恋人繋ぎに膝枕、バージンロードに結婚式……。あのですね、もうちょっと、取捨選択というのをですね(笑)

壮大なコントの印象ばかり残ってしまうけれど、登場した瞬間の宮玉は「はわわ…王子様が2人……」と思ってしまうほど美しい立ち姿だった。特に、この曲に限らないけれども、宮田は本当にスタイルが良くて、足が長くて、スーツとかタキシードのようなかっちりした衣装がとてもよく似合う。ただ、キスマイって基本みんな背が高いから宮田が際立つことはあまりないし、テレビでは上半身のカットしか映らない時もよくあるし、だからそのスタイルの良さは実際に見ないと分からないんだなぁと感じた。

サビで王子様2人が踊っているのもとてもかっこよかったのに、その後のBLコントで全てかき消されてあまり印象に残っていないので、DVDでちゃんと見ます(笑)

 

わんダフォー

BLで散々頭が混乱した後、また別方向にぶっとんでいるこの2人(笑)でも着ぐるみは可愛いし、子供の歌番組のお兄さん達みたいで微笑ましかった。あと、わたたいが2人だけで踊っている姿ってあまり見ないけれども、ダンスがしっかり揃っているなぁって。ダンスのことは全然わからないんだけども、なんていうのかな、タイプというか、質というか、そういうのが似てるんだろうなと思った。

しかし私が一番笑ったのは、わたたいが犬小屋に入った後、その小屋をぶっ壊して突き破りフライングするところです。ねぇ、小屋壊れちゃったけどいいの?それでいいの?(笑)

 

Shake Body!!

見どころはなんといっても、間奏高速ダンス。 千賀はバクステにいたので後ろ姿ばかり見ていたんだけど、すごい生き生きして楽しそうなのが伝わってきた。そしてニカが「リズムがはやすぎるよぉ~?」って言った後、千賀がモニターに抜かれて「はぁ(やれやれ)」って感じの表情するところ、可愛すぎませんか!?

 

SHE! HER! HER!

センステ。ステージせりあがって高い位置で踊ってくれるので、それだけでだーいぶ見やすかった。あえて双眼鏡をはずして、全員のダンスを視界に入れて堪能。私はKiss魂やBNWのMVのマルチアングルをALLにして、全員のダンスを、7人のフォーメーションを、ひたすら引きで眺めるのが大好きなんですが、それを肉眼で見ることができるって本当に贅沢ですね。

 

キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~

しははとこの曲はやっぱり、一般の人がキスマイと言えば?と聞かれて思い浮かべる曲のような気がするので、続けて聴けて良かったです。ただ、デニムっぽい衣装も色がきれいで良かったんだけども、こういう曲こそメンカラ衣装で見たいかもとちょっとわがままな要望。

 

LUCKY SEVEN!!

この日は構成も動線も何が何だかわかっていなかったので、アリーナトロッコで横尾二階堂が近くに来てくれたことしか覚えていない…。でも曲はめっちゃ好きです。あと、『SEVEN!』の後ってニカは「(7)引く5で(2)二階堂なんだよ!」って言っていたようなんだけど、この日は全然聞き取れなかった(笑)

Ki:ただいま成長期待ち!

S:せんぺーです♪(三瓶ですの言い方で)

M:魚の目むけました!

Y:(笑顔で)オレです!!

F:ふじぺーです♪

T:僕が玉森です!!

7:引く5で二階堂なんだよ!

 

Summer Lover

各所のレポで、ここは水鉄砲だと聞いていたけれど、なんとこの日からサインボールに。「ボール欲しい人ー!」「一番大きい声を出した人にあげるー!」

 

【MC】

この日はちゃんとメモしてなかったので千賀さん関連のところだけ

・千賀担はかたくなにペンライトの色を変えない→一回全部黄色にしてみよう→黄色の中にちょこちょこ残る青。
 千賀「そこは…みんな、協調性持とう」

・ペンラを一面黄色にしてみようという呼びかけにもかかわらずちょこちょこ残る青。その数を見て二階堂が「青(千賀担)ってこのくらいの人数しかいないんだね」的なことを言った後の返し。

 千賀「それはやめて。それは、ギリギリ生々しいわ(笑)」
 『ギリギリ生々しい』というワードがなんか好き

・見学に来ていた高田翔くんが、もう今年6本もドラマに出ているという話題の時に、
 宮田「オレまだ今年ゼロだよ!」
 千賀「オレもまだクランクインもしてないよ!」
 っていう、2人の話題の展開&ワード選びがとても好きでした。自虐に寄りすぎず笑いやすい感じでね。

・MC中に舞祭組4人は着替え&スタンバイに行くので、必然的に藤北玉3人だけのトーク。

・藤北玉3人のトーク、藤玉が二人で一個のカゴを持っていて、それを見て
 北山「スーパーに買い出し行くんじゃないんだから!」
 藤玉「……?」
 藤「スーパー行かないよね」
 玉「うんライブ中だもんね」
 藤「買い出ししないよね」
 って北山を突き放してたところ大好きだった(笑)

  

舞祭組コーナー(棚からぼたもち→てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ)

なんかわかんないんだけど、舞祭組スーツの4人を見て、棚ぼたで『ガヤガヤガヤガヤ!』って大声出してる時、すごく楽しかったのと同時にすごく冷静に、「あぁ、これ今までよくテレビで見てたやつだ」って思った。Mステとかで見たやつ、私、今やってるー!って思った。何だろう、考えてみたら今回、ツアー中の衣装は全部見たことないもので、だけど舞祭組のこのスーツ姿は今までテレビを通して何度も見てきたから、「テレビの中の人が目の前にいる」感が一番強かったのはここだったかもしれない。UTAGEで毎週彼らのことを見ているっていうのは、自分が思っていたより影響大きかったみたいだ。

すごく楽しかったし、みんな笑顔で良かったんだけども、せっかくだったらもうちょいバクステ側に行ったり外周を走り回ったりして、客席煽ってもよかったんじゃないだろうか。そういうことするには曲調的には「やっちゃった!!」が一番合うとは思うんだけど、それは今回バンドだからねぇ。

 

アゲてくぜ!

C&R楽しかったー!!個人的な話ですが、journeyのDVD発売直後は、元気なくなったらこの曲ばっかり再生して見てるってことがあったので思い入れが深い。いい曲だよなー。『つまづいたって思い切り転んだって 不運の後にいつも幸せは何気なく来るんだ』って、うそつけーって思っちゃいそうな歌詞だけど、なんかキスマイが歌ってるの聞くとスッと入ってくる感覚。

 

この歌終わりで「サゲてくぜ!」という、リンボーダンス風のゲーム。バーの高さを少しずつ低くしていって、全員で超えられるか。

藤ヶ谷が序盤からだーいぶあやしくて、この日の記録は90センチだったけど、実際藤ヶ谷超えられてないでしょって感じだった(笑)。これ、失敗したメンバーは途中で抜けて行って、最後の一人がどこまでいけるかっていうのでも良かったんじゃないかなぁ。「7人でやってる」感が薄くなってしまうけども。

 

【キスマイフェアリー(大喜利コーナー)】

VTR。「本日は鏡の中の世界、KIS-MY-WORLDにお越しいただきありがとうございます。ただいま、キスマイフェアリー出現警報が発令されました」のようなアナウンスが流れる。宮田MC、全員妖精というていでの大喜利

登場シーンで一人ずつ一言を言うんだけど、

千賀「Everybody Hey! YO-!! SA-Y!!」(←妖精)
めっちゃ考えたんだろうなって思って(笑) わたしは好きだよ(笑)

お題は「デートの去り際、キュンとするキスの仕方」(だっけ?)

千賀:恋仲のあかり(本田翼ちゃん)のマネで、
『あおい!来年の花火大会も一緒に行けたらいいね!あおい!好きだよ!』
※24歳男性、恋仲好きすぎな件

もう一つのお題で、『キスマイのライブで絶対にやってはいけないことがあります。どんなこと?』に対しての北山、

北山:「今日であなたから担降りします」とかかれたうちわ(フリップに絵)

というなかなかリアルな内容に対して若干客席が引き気味の中、藤ヶ谷の「去年結構あったよね」というさらにリアルなトークにはさすがに笑ってしまった(笑)。こういう、「言っちゃいけないことを言っちゃう感」すごい好き(笑)

 

ドキドキでYEEEAAAHHH!!

来ました、今回のアルバムの中で、個人的に7人曲の中なら一番パフォーマンスを楽しみにしていた曲!でも、まさかこんな盆踊りみたいな雰囲気にしてくるとは思ってなかった。妖精さんの衣装で盆踊りするので、西洋と東洋のバランス!!ってなった(笑)。だけど、冒頭の『超でっかい夢君と見たいから~』と歌い始める北山は、妖精さんのかわいいかわいい衣装なのに仁王立ちみたいにして歌っていて、その衣装と男らしさとのギャップにくらくらしました。

この曲、C&Rも楽しくて、とても盛り上がって、なのに胸を締め付けられるような一抹の寂しさは何なのだろう。楽しさに満ち溢れているこの時間は今だけで、その儚さを全員が共有していて、それがわかっているからこそ踊らにゃ損損!って感じで、それがまたお祭りの終わる時の切なさに似ている。とにかくめっちゃ好き。あ、すみません、語りすぎちゃった。続きはこちらで。 

私はなぜ「ドキドキでYEEEAAAHHH!!」が大好きなのかをひたすら語ります - 重箱のすみ

ただ、構成がね…。大喜利で、一回座ってテンションが落ち着いちゃった後だから、客席が上がるまで時間がかかるし、そしてこの曲が終わったらすぐフェアリーVTRだから、盛り上がった空気がまた一回落ち着いてしまう。全体の流れとして、この曲だけ浮いている感じがしちゃうのは気のせいでしょうか。アゲてくぜと繋げちゃっても良かったんじゃないかなぁ。

 

【フェアリーVTR】

次のステージへ行くレバーを下げるためにわちゃわちゃ奮闘する7人の妖精さん

 

レーザー演出→Kis-My-Venus

レーザーの演出で、雰囲気がぐっと変わって、ここからまた新しいステージになるんだなぁということを実感。左右のパネル?みたいなのがひらいて、巨大な鉄骨のセットが姿を現す。下の方はバンクになっている。

この巨大セット*3をローラーで滑り回る感じ、ジャングルジムみたいなセットもすごいし、メンバーもすごいことやってるのに、いまいち迫力が伝わって来なくてもったいない感じがした。キスビーのサビの明るさが、無機質なセットの雰囲気に合ってないんじゃなかろうか。もっとガツガツした曲の方がいいのでは?…って書いておいて、じゃあ具体的に何の曲なら合うのか、と言われたらよくわからないんだけど…(無責任)

でも、序盤で7人がそのセットの一番高いところに立って歌ってる時すっごいカッコよかった…。銀色に輝いている宇宙服みたいな衣装の雰囲気もあって、この巨大セットが宇宙船のように感じた。そういうイメージだったりして。

 

Halley

 ローラー曲で可愛い雰囲気。これはぜひ次のコンサートのセトリにも残してほしいなぁ!爽やかな曲調がローラーの疾走感に合っている。

 

WANNA BEEE!!!

 この曲に限らないんだけど、ローラーで外周を回る曲は、どこを見たらいいか定まらなくて自分の立ち位置が定まらない。アリーナ初心者の私はメンバーと一緒に自分の席の周りをぐるぐるしていた(笑)。

 

Double Up

 かっこよかったぁ…。キャーキャー騒ぐ感じのカッコよさではなくて(ちょっと騒いだけど)、しみじみと「かっこいいなぁ…」と静かに呟いてかみしめる感じのカッコよさ。末っ子コンビが表現しているとは思えないような、オシャレな洋画的雰囲気、大人の世界観に浸っていました。二階堂の帽子を目深に被り、伏し目がちで表情をあまり見せないセクシーさに対して、時折笑顔も混ぜながら余裕たっぷり、ちょっと挑発するような表情も見せる千賀。とにかく千賀が楽しくて仕方ないんだろうなって伝わってきた。

個人的にぐっと来てしまったのは、間奏で中央のモニターに、レコードが回っているような絵が表示されるんだけど、そのレコードに書いてあるのが「Kis-My-Ft2 Double Up」だというところ。2人でやっている曲なのに、「Kis-My-Ft2」っていう看板は下ろさないし、それが当たり前だと思っているんだろうなぁっていう感じが、なんだか2人の愛とこだわりを感じました。

 

証~FIRE!!

ドームのセンターステージで2人だけでギターを弾きながら歌うその姿には「尊い」という言葉がぴったりだ。しっとりと穏やかな時間が流れた後に、FIRE!!で客席のテンションを最大まで上げてから次へバトンタッチ。2人の交わりそうで交わらない視線、近いようで遠い距離が絶妙でたまらない。

 

Hair ~ FIRE BEAT ~ ETERNAL MIND

この3曲の感想をまとめて書いちゃうのはちょっともったいないというか雑になっちゃう感じもするけれども、でもここの流れは何だか切れなくて。どの曲がどうという感じではなく、3曲まとめて、キスマイの真の姿を見せつけられた感というか。

MCやフェアリーでわちゃわちゃして、その辺の男子高校生みたいなノリを繰り広げた後に、圧倒的なパフォーマンスを見せつけられて、この人達は私とは違う世界に住んでる人達なんだと突き放される感じがたまらない。その快感のために今までの流れがあったような気すらする。この3曲はペンライトを振るのも忘れて、呆然と見惚れていました。

ただエタマイの花火大会にはさすがにびっくりした。千賀さんより花火見てた時間の方が多かった(笑)

 

サクラヒラリ

エタマイ終わった後、あまりの花火大会っぷりに客席がザワザワしてるのがめっちゃ面白かった(笑)。そして、ついさっきまであんな激しいパフォーマンスをしていた人とは別人のように、「小さい子、びっくりしていないでしょうか~」とか言いながら歩いている北山(笑)

メンバーカラーのペンライトを照らしながらそれぞれが歌っているのを見守ることができて、その色に照らすことで勝手にエールを送っているような気分になった。好きだよっていうことを表現できたかなぁ。

 

KISS&PEACE

イントロの時の絵、可愛いなぁと思ったら最後にKENTOってサイン!千賀さんが描いていた…!

この曲の、メンカラのカウボーイハット被っているところ本当に本当にみんな可愛い。特に二階堂なんてピーターパンみたいだった。この曲聴きながら言いたいこといろいろあったけど、それはまた後日全体総括で……。

 

ここで一回End、そしてアンコールへ…

 

やっちゃった!!

バンドスタイルだということは見る前から知っていたんだけど、実際にその姿を見て本当に興奮したー!カッコよかったー!また、各々がチューニングしながら自由に出てきて、集まって、そしてそれが一通り終わったところで誰も何も言わないけれどドラムの宮田がカウントとって始まる、っていうのがとてもいいよね。アイドルのコンサート的に考えると、一斉に客席が沸くのは、明転した瞬間にバンドスタイルの4人がスタンバイしていてすぐに演奏が始まるっていう状況の方だと思うんだけども、ここはバンドっぽさを表現してるって言う意味でこの演出でよかった感じがする。

この曲、かなりテンポが速くて、歌いながらバンドっていうのは本当に大変だと思うし、気をつけててもどうしてもリズムが揺れちゃうことがあると思うし、だけどそれでも絶対崩さないぞと耐えて耐えて頑張っている宮田が本当にカッコよかった。途中からペンラ振るのを忘れて、「みんながんばれ…がんばれ…」と呟きながらただただ見つめていた。

見ている側にそういうことを思わせてしまうのは、もしかしたらあまりよくないことなのかもしれない。プロのバンドマンではないとは言え、人前で披露するのだから。けれども、これが理想の舞祭組の姿なんじゃないかなぁって思う。ちょっと苦しそうでも、余裕が無さそうでも、ちょっと失敗しちゃっても、それでも全力。そういう姿に心を突き動かされる。それがみんなの希望になる。キラキラ笑顔で、大変そうながらもずっと楽しそうな二階堂を見ながらそんなことを考えていた。

あと、「オンギター、俺!」は色々ずるいですね(笑)素敵でした。

 

Thank you じゃん!

藤北玉がツアーTシャツ姿で登場。舞祭組がハケて着替え中、3人は振付指導。

曲が始まってすぐの、「Thank you じゃん!」で銀テープが飛ぶ。メンバー見ずに、はるか高いところに打ち上げられた銀テがこちらに落ちてくる様子を、なんだかずっと見ていた。自分の頭上で銀テがひらひら舞ってキラキラしている様子は今まで見たことがない不思議なもので、これもここでしか見られない風景なのかもしれないなんて思っていた。そんなことを思っていたら取り損ねたけどまぁいいか。こんなに呑気なことを言っていられるのは、私の席の周りでは、そんなに銀テ争奪戦が激しくなかったからだと思います。平和でありがたい。

さんじゃんも、何回もテレビの前で一人で踊ってたけど(笑)、実際メンバーと、そしてこんなに大勢の人と一緒にできたのは初めてだったから単純に嬉しかったなぁ。

そしてこの曲に限らないんだけども、メンバーが縦の花道を通っている時、本当にびっくりするくらい近くて。そして特に、玉ヶ谷がしっかりアリーナを見て、花道の左右どちらも見て、一人ひとり見ているんじゃないかって思うくらい長い時間見てくれるからびっくりした。もちろん他のメンバーも見てくれていたんだけど、ふわっと全体を見るような印象だったんですよね。玉ヶ谷に関してはさらにじっと見つめられるような感覚で、私はもううちわに隠れたくなりました。こんなド新規のデブスが、キスマイ様の視界に入るなんて申し訳ない……という自意識過剰(苦笑)。とにかくそれだけ近い距離でメンバーを見ることができるなんて、夢みたいな時間でした。今も思い返してあれは夢だったのかなって思う。

 

ダブルアンコール

光のシグナル・Shake It Up・アイノビート

アリーナとスタンド席の間をフロートが通る。ここは遠かったので全体をなんとなく見ていた。

 

Kis-My-Calling!

わーん嬉しい!この曲こそ、まだキスマイを好きになったばっかりの本当に最初の頃、毎日毎日ひたすら聴いていた曲だった。

元々この曲は確か、「HIT! HIT! HIT!」を買った時に初めて聴いたんだと思う。そのアルバムの中に入ってる曲は、キスマイを好きになったばっかりの私でも何となく聴いたことがあるものばかりで、キスマイのシングルのキャッチーさ、そしてタイアップというものの強さに驚いたんだけども(笑)、その中で唯一全然知らなかった曲がこれだった。でもとても好きになって、それでこの曲について色々と検索していた時に、たまたまヒットしたこちらのブログを拝見した。

kis-my-calling!という狂気を受け入れられるようになったらあなたもきっとキスマイファン - 変わらないものなんてないんだね

「逆説的な歌詞」「全部虚構」「それでもアイドルをやっている」……すごく素敵なレビューだなと思った。「なんとなくいい曲だな」と思っていた私の漠然としたイメージに、色がついて、輪郭が生まれて。当時を何にも知らない私のくせに本当に生意気で本当に申し訳ないんだけども、こちらの記事に則ってコーリングを聴くと、先が見えない中で、葛藤を抱えながらもそれを見せずにずっと続けてきてくれてありがとうっていう気持ちでいっぱいで。そういうところに惹かれて、自分も仕事がつらくてもそれを表には出さずに頑張ろうって思いで、毎日毎日コーリングを聴いていた。

なので今回、ツアーの最後にこの曲が聴けて感無量。全力で「にっかちゃんだよー!!」って叫ぶことができて本当に嬉しかったし、なんかやっと私もファンの一員になれたような気がした。

でも実際、『未来のことなんて考えたことないけど (千賀)東京ドームのみんなに出会えたからさー!』って言っているのを聴いた時は、またCD音源で聴いたのとは違う感覚になった。きっと、今も同じ気持ちなんじゃないかなぁって。こんなに大きい会場でコンサートをするようになったけれども、まだまだ彼らの勝負は続く。未来のことなんてわからなくて、ふと不安になる時もあるかもしれない。でも、そういう時に、「ここにいるみんなに出会えたからさ!」って言っているように、ファンという存在が支えになってくれたら嬉しいなって思う。私はちっぽけな存在だけど、それでも彼らを輝かせられるたくさんのペンライトの光の、ほんの一つにでもなれたことが幸せでした。

 

 

……なんか、頑張って書いたんですけど、無駄に時間だけ使って大したもの書けていない感がすごい…疲労感…。っていうかこんなに「アリーナで埋もれてるからよくわからなかった」を連発するなら書くなという話ですよね、すみません(笑)

「新規」とか「ジャニオタ初心者」というだけではなく、「ライブを見る」ということに関しても素人なので、色々と的外れなことを書いていたらすみません。細かいことも言ってしまいましたが、でもやっぱり、それ以上に幸せでした。ずっとずっと幸せでした。彼らのことを好きな人達が集まって、彼らもこちらの愛に全力で応えてくれて。愛にあふれた空間がここにあるのか、こんなに幸せなのかと思いました。

そして、東京ドームの中はいわば「ホーム」で、幸せに満ち溢れた空間だったけれども、まず彼らのことを知らなければそこに行けないわけで。そこに辿り着けたのは彼らが普段テレビやメディアの場でその姿を見せてくれて、興味のなかった私を引き込んでくれたから。だから、「外部」の場で戦ってくれてありがとうって思いでいっぱい。

頑張ってきてくれてありがとう。

私をここに連れてきてくれてありがとう。

幸せな世界を教えてくれてありがとう。

 

 

こんなに色々書いておいてなんなんですが、20日の感想と、全体総括はまた後日……。

 

*1:真面目に何を書いてるんでしょうか笑

*2:と言っても高さ的に埋もれちゃうからあんまり視界が良かったとは言えないんだけども

*3:めざましテレビなどのWSでは「キスマイランド」っていう名前だと紹介がありましたね